Giu99
Histerのハイエンドモデルのベースグレード
重量が99g+-2gというのが特徴のリール。(実際の重量は102gぐらい)
全てを軽量化し、限界のキャスト性能と重量を実現している。
【メーカー説明】
1.新しいスタイルのGiuシリーズ99gとドラゴンの年限定版104g超軽量bfs pccf
ベイトキャスティングフィッシングリール,カーボンファイバー
アルミニウムスプール,2.3.2g/3.5g,高密度,軽量,変形防止,0.2g
3.at7超ハードカスタマイズ超軽量アルミギアディスク + ベリリウム銅製小型ギア
4.4kgの抗力と8.1:1の比率の高い魚をより早く捕まえる
5.3Dダイナミックサスペンション磁気ブレーキシステムを採用
6.5 1 rsステンレス鋼ボールベアリング & dsフィッシュキャッチアラームシステム
より安定したパームキャスティングに適した7.36の低重力中心
8.oumaiki新しいスタイルの広角テーパードラインガイドよりスムーズにラインが乱雑にならないようにします
9.カーボンファイバーリールレッグ、カーボンファイバーノブ、マイクロ調整ボタン & ライン発信スイッチ付き
10.ライン容量: 0.12mm-190m、0.14mm-140m、0.16mm-110m
【スペック】
名称:ギウ99
重量:99 ± 2g
スプール重量:3.2g
最大巻き上げ長:75cm
ボールベアリング:5 + 1bb
ギア比:8.1:1
Maxドラグ:4kg
ラインキャパ:
0.12mm-190m
0.14mm-140m
0.16mm-110m
グレードは3種類あり、ベースグレードのGIU99、限定モデルのドラゴン、カーボンバージョンの3種類が存在する。
それぞれ微妙に仕様が違うが、バランスが一番良いのはドラゴンらしい。
値段はカーボンバージョン > Giu99 >= ドラゴンの順に高くなっている。
カーボンバージョンの価格が10,000円ぐらい、他は8,000円~9,000円の範囲で購入可能。
実際に使用したインプレは以下。
一応、バス釣り前提での評価。
★★★★★
パーミング性能は非常に良い、何と言ってもリールの高さが36mmで、シマノで一番低いアルデバランが37mmと言う事で、アルデバランよりもパーミング性能は良い。
実際に握ると、サイドカップの形状も良く考えられており、手にすっぽり収まる。
サムレストの長さもちょうど良い。
★★★★★
キャスト性能は抜群に良い。
もちろんBFSとしての性能として見たものではあるが、ネコリグのキャスト、シャッドのキャストなど、非常に使いやすい。
TN60もキャストしてみたが、問題なくキャスト可能(BFSでは逆に重いルアーが苦手な場合がある)
BFSの用途から、ライトプラッキングの用途で考えると、非常に良いキャスト性能を持っている。
カタログ上は、0.2gのルアーもキャスト可能らしいが、バス用途での使用では使わない。
★★★☆☆
特に悪くない。滅茶苦茶良いわけでもない。いたって普通。
イメージとしては、ハイパードライブデザインが入る前のダイワのリールの様な感じ。
実際に魚を掛けてないので、魚を掛けた時の巻き心地は解らないが、特に悪いとは感じない。
実際に魚を掛けてから再度見直す予定。
★★★☆☆
ボディすべてがカーボン素材となっている為、シマノの様な剛性感は当然無い。
ひと昔前のダイワのリールの剛性感に近い感じであるが、特に剛性不足も感じない。
これも実際に魚を掛けてから見直す予定。
ただ、BFSリールである為、多少の剛性不足は目をつぶった方が良い。
★★★★★
コストパフォーマンスは非常に良い、実際に購入した価格は8,000円ぐらいで購入できた割に、BFSの分野では、日本のハイエンドレベル(それ以上)のキャスト性能は持っている。
おそらく、日本のリールは顧客からのクレームがある為、強度度外視の事は出来ないが、中華メーカーは強度を無視出来る為、ぶっ飛んだ性能のリールが作る事が出来る。
★★★★★
パーミング性能、キャスト性能が非常に優れており、評価としては非常に良いが2点問題がある。
①ハンドル
標準で付いているハンドルが非常に握りにくい。
おそらく軽量化の為にこの形状になっていると思われるが、極めて握りにくい。
とりあえず、AliExpressで安いノブが売っていたので購入。
付属のベアリングをそのまま付けると長さが合わないので、元々のノブに付いているカラーと厚みが薄いベアリングを使用して装着。
②糸嚙み
ボディの精度の問題なのか、細いラインでは糸嚙みが発生する。
スプールとボディの隙間が結構あり、当初巻いていた5lbのフロロでは、糸が膨らんだだけで糸嚙みが起こり、正直釣りにならない。
色々なラインを試した結果、8lbフロロ以上であれば糸嚙みは起き無さそうなので、巻くラインの太さには注意が必要。
当初使用していたラインはシーガー R18 BASS 5LB(太さ0.185mm)が糸嚙みする太さ
まき直したライン シーガー R18 フロロリミテッド 8LB(太さ0.235mm)が糸嚙みしない太さ
使用するラインに制限はあるが、バスで使う事を考えると8LBフロロはBFSとして十分に選択範囲に入る為、問題は無い。
総評として、十分買いのリールである。(同型のAURORAシリーズも良いみたい)
一昔前の中華リールは微妙であったが、最近の中華リールメーカー(Hister、Turinoya)は、日本のリールに対抗できるほどの実力が出てきている。
高級感・質感などはまだ日本のリールが上であるが、BFS関連のキャスト精度に関しては、中華リールの方が良いぐらいはある。
日本のハイエンドリールの値段が跳ね上がる中、中華リールの値段は非常に魅力的。