【タックルインプレ】Huidiao ULTRA-X

以前購入したリールに付けるべきロッドが完成したので、実際の使用感をインプレする。

リールの仕様は以下。
購入したのは3000Sのシングルハンドルで、重量は226gとシーバスロッドに付ける重量としては最適ぐらいか?


中華リールの中では軽量化に振ったリールでは無く、割と剛性に振った感じのモデルと思われる。
ボディ素材は、グラスファイバーを混入させたナイロンボディなので、剛性には振っていない?

実際に糸を巻いた状態。
ラインは中華のPEで、1.5号を巻いてみた。4本撚りのPEラインで、滑らかさは皆無。

実際にシーバス用の釣りで試してみると、以前の箱出しのインプレで言っていた、「釣りに集中できないほど悪い巻き心地では無い」と言っていたが、実際には、「釣りに集中できないほど巻き心地が悪い。」であった。

実際にルアーを巻いてみると、剛性感自体は悪く無いが、やはり巻き心地の悪さがルアーからの情報を遮断していると感じる。
具体的には、全体的にギアの嚙み合わせがスムーズでは無く、巻いているときにギアの歯の角を感じるのと、巻き途中の1箇所で明らかな抵抗を感じる。
国産のリールではギアの角を感じる事が無い。やはり加工精度に関しては国産が明らかに優れている。
他の中華リールでもギアの精密さの悪さを感じるが、ULTRA-Xはその比では無い。
もしかしたら使い込むとギアが摩耗して角が取れるかもしれないが、そこまで使い続けれるか?と言う事が疑問に残る。

シーバスゲームは巻きが主体の釣りであり、常にリールを巻いていて、巻きに違和感を感じるなど、前あたりを捉えるとかが出来そうもない。

値段的には2500円ぐらいであるが、正直言ってお勧めは出来ない。
もし使うのなら、餌釣りや、のませ釣りなど、巻き主体の用途に使わないなら良いかも知れない。
やはり中華リールはカーボン素材の軽量リールの方が良いと感じる。

もしも巻きを主体で考えるなら、ハンドルノブにベアリングを追加できるモデルを選んだ方が良い。
中華リールでは、ハンドルノブに遊びがあるリールが多いが、ベアリングを追加する事で遊びが改善して巻き心地が良くなるケースが多い。

bassmania

バス釣り歴20年以上。 ロッドビルド歴10年以上。

Recent Posts

国産の低価格帯リールと中華リール(スピニング)

最近中華リールばかり取り上げて…

9時間 ago

AliExpressの独身の日セール

AliExpressがやってい…

1か月 ago

ティップ部ガイド間隔がキャストに与える影響

〜KRコンセプトの本当の“味付…

2か月 ago

【タックルインプレ】takuma LINGXI

2025年の最新モデルのスピニ…

2か月 ago