SEASIRのPシリーズ(プロフェッショナルシリーズ)で新たに発売されたNewモデル。
SEASIRは中華リール界で、割と有名なメーカーで、CAST-X(ベイトリール)が有名で、2000円ぐらいの価格で、キャスト性能・巻き心地など、非常に良い事で話題となっているメーカー。
特に巻き心地に関しては、日本のメーカーよりも少し落ちる程度で、十分納得が出来るレベルのリールを出しているメーカー。
期待できるメーカーが出した新リールで、且つ、カーボンボディが主流になり通ある中で、剛性・質感重心のメインメタルフレーム+カーボン再度ボディの構造。
重量も軽く、コンパクトボディ構造でパーミング性能も良いリールと言う事で期待が持てる。
リールの内容は以下。
【メーカー説明】
シーサー Pシリーズ キャストプロ 145g BFSベイトキャスティング フィッシング リール 超軽量メタルフレーム 7.6:1 11+1BBドラッグ 6kg フレッシュ海水フィッシングコイル
仕様:
1. ブランド: Seasir
2. 名前:Cast pro
3. タイプ: 標準スプール
4. ベアリング:11+1
5. ギア比: 7.6:1
6. 釣りリールのタイプ: ベイトキャスティング釣りリール
7. ドラッグ:6kg
8. 重量:145g
9. ラインキャップ:0.8#-130m/1.2#-85m
特徴:
1. 優れた耐久性&超軽量:145g
剛性の高い金属フレームと両側にカーボンファイバー製のサイドカバーを備えています。強度と耐ねじれ性が大幅に向上しました。大きな魚も楽々扱えます。リールはより耐久性があります。
2.コンパクトなボディ設計:全く新しいコンパクトボディデザイン。高さはわずか38mmで、快適なグリップ体験を提供します。使用中の疲労を効果的に軽減します。
3.セラミックベアリング: 2つのフルセラミックベアリング。あらゆる塩水環境に簡単に対応でき、錆びません。セラミックベアリングにより、よりスムーズなキャストとより長いキャストが可能になります。
4.3200ガウスNS磁石:3200ガウスの強力なNS磁石が強力な制動力を提供します。慣性が低く操作性の高い軽量短軸スプールとの組み合わせで、ローギアブレーキでも安定したキャストを実現。極限のキャスト距離を探るのに役立ちます。
5.超軽量キャスト 1.5G ベイト: 短軸設計の航空宇宙グレードのアルミニウム合金。非常に軽量で、非常に速い始動速度を実現します。小さな餌でも遠くまでキャストできます。
6.カーボンファイバーワッシャー:カーボンファイバーブレーキワッシャーは強力なフィクションを提供し、通常のワッシャーよりも耐摩耗性が優れています。長寿命。アルミ製メインギヤは真鍮製メインギヤに比べて34%軽く、十分な強度を確保しています。
7.ダブルベアリングサポートピニオン:メインギアとピニオンの噛み合いを安定させるためにピニオンにサスペンションベアリングが追加され、鋳造がよりスムーズで安定します。
8.カーボン一体型ハンドル:カーボン一体型ハンドル。軽量で強度も高いです。大きな魚が引っ張っても変形しません。
9.アルミニウム合金の6つ星ノブで制御がより便利
10.弾性ドラッグノブ:高弾性スプリングが内蔵されており、使用中にノブが摩耗しにくくなり、耐久性が向上します。
11.11+1 ベアリングスラットウォーター防水: ステンレス鋼のシールドベアリングを使用。錆びや腐食に対する優れた耐性。密閉構造により塩水の侵入を効果的に防ぎます。耐用年数が大幅に向上します。
12.新しいアップグレードドラッグクリッカー: 漁師が餌を噛む魚のあらゆる信号を検出するのに役立ちます。新世代のドラッグクリッカーシステムを使用し、サウンドはより繊細で均一です。新しい構造は損傷しにくいです。より耐久性があります。
13.より安定したアウトレットシステム。
値段的には、中華リールでは高い部類で、7000円前後が販売価格となっている。
実際に使用したインプレは以下。
一応、バス釣り前提での評価。
★★★★★
Giuシリーズには劣るが、38mmの全高はかなり低く、パーミングしやすい。
※シマノで一番低いアルデバランが37mm
リールの全幅・全長が小さい為、サムレストまで指が届きやすく、サイドカップの形状も滑らかで、パーミング時に違和感が無く、釣りに集中できる。
パーミング性能としては、Giu99と比べると同じかそれ以上に良い。
メタルボディの為、やわな感じがしない。この部分はGiu99よりも良い。
★★★★★
キャスト性能は普通に良い。日本のハイエンドリールとそんなに変わらない飛距離が出る。
30mmスプールなので、スプールサイズによる飛距離の低下はあるかもしれないが、使っていて違和感がある感じではない。
ベイトフィネス用途ではなく、ライトバーサタイルとして使用しているが、軽いものだとソウルシャッドなども普通にキャスト出来、重いルアーも問題なくキャスト可能。
ラインを巻いていない時はブレーキが強いと思ったが、ラインを巻くと丁度良いブレーキ力となる。
20段階の内、9~6辺りがちょうど良い強さ。
スプールの糸巻量がそれなりに多いので、渓流・エリアの用途には向かない。
ラインを少なくすればキャストは可能であるが、その場合、スプール径が小さくなりすぎて巻き取りスピードが遅くなる。
後は、キャスト時の音はうるさい。
セラミックベアリングとスプールの回転速度の影響で、かなり音がする。
ここは価格相応な部分。
★★☆☆☆
巻き心地は悪い。
最初はトップをメインで投げていたので気にならなかったが、リトリーブする様なルアーでは、セラミックベアリングとの相乗効果で、巻き心地が悪く感じる。
SEASIR自体は巻き心地が良いメーカーのイメージなのでそこは残念。
★★★★★
メインフレームがメタルである為、剛性感は非常に良い。
自重は145gと軽いが、コンパクトボディとメタルフレームの相乗効果で剛性感はかなり高い。
15アルデバランもメタルフレームであるが、それよりは剛性感を感じる。
まだ魚を掛けていないので、魚を掛けてから見直す予定
★★★★★
コストパフォーマンスは非常に良い、実際に購入した価格は7,200円ぐらいで購入できる割に、キャスト性能は、日本のハイエンドレベルのキャスト性能は持っている。
巻き心地が悪いのと、スプールとボディのクリアランス問題の弱点はあるが、値段を考えると非常に良い。
★★★★★
パーミング性能、キャスト性能が非常に優れており、評価としては非常に良いが3点問題がある。
①巻き心地
巻き心地は悪い。
もう少し使うと馴染むかもしれないが、違和感がかなりある。
ベアリングを通常に戻すと直りそうではあるので、今後試してみようとは思う。
②キャスト時の音
スプールが小さいのと、セラミックベアリングの問題で、キャスト音が非常に大きい。
ラインの巻量をスプールエッジギリギリ迄にすると、スプールの回転数を下げれるので、ラインの巻量を多くする事を推奨する。
またベアリングを通常のステンレス(日本製)にすると音が小さくなりそうなので、今後交換も視野に入れる。
③糸嚙み
中華リールの問題である、糸嚙み問題。
12lbのフロロでも糸嚙みする。
リールの個体差であると思うが、クラッチに近い部分の隙間が結構あり、そこのみ糸嚙みする。
対策として、ブレーキユニットの内側にマスキングテープを貼ってみたが、これが非常に効果的であった。
通常状態で、少しマスキングテープと干渉しているみたいで、スプールの回転を阻害しているが、これが良いブレーキとなってキャストが非常に安定する。
総評として、十分買いのリールである。
問題点が解消されれば追加でもう一台欲しいリール。
中華リールは色んなメーカーが同じ金型を使用して微妙な仕様の違いのリールを出してくるので、このリールと同形状で問題点が解消されたリールが発売されれば買い。