日本では、政党が出来るほど国民から反感を買っている組織であるNHK。
しかし中華ベイトリール界では、密に話題となっているリールがこのLizard NHKである。
何が話題かと言うと、ブレーキシステムが特殊で、インダクトローダーを使用したマグブレーキなのだがインダクトローダーの飛び出しを3段階で調整が可能となっている。
スプールエッジにローマ数字で番号が振られており、Ⅰ:可変インダクトローター、Ⅱ:固定インダクトローター弱、Ⅲ:固定インダクトローター強の3段階の調整が可能となっている。
実際にはブレーキ力がそこまで強く無い為、Ⅲで使う事が多くなるが、興味深い機構である。
尚、値段の割に非常に使えるリールで、かなり飛距離が出るリールとなっている。
お値段はセール中であるが、4000円前後で購入可能。
値段が安いので購入してみました。ちなみにコインを使用して購入した為、3400円ぐらいで購入できました。
AliExpressサイトの販売サムネイルは、いかにもダメそうなイメージ画像が表示されている。
仕様としては、スプール径が30mm、ラインキャパは0.8号-100mとなっている。
このラインキャパシティであるが、中華のPEラインを購入して分かったのだが、中華の号数と日本の号数でラインの太さがだいぶ違う。
日本基準の太さに対して、大体1.5倍~2倍ぐらい太いので、ラインキャパは当てにならない。
ハンドルノブがクリアの円柱型になっており、高級感が無い。
見た目は悪いが性能が良いとの事で、実際の購入した結果がこちら。
箱は少し古びた感じ。
リールの仕様が書かれている。
ベアリング数は6+1で標準で付いているハンドルにもベアリングが入っている。
MAX ドラグは5kgだが、実際にはもっと弱い感じがする。
フルロックしてもラインが出ている感じ。
大型魚には厳しいが、渓流や、エリア向きの性能
マニュアルが入っているが、違うリールのマニュアルが入っている。
マニュアル関連に関しては中華リールあるあるなのかもしれない。
展開図があるが、中国語では爆炸図となっている。
爆薬・炸裂弾を連想させる。
標準ハンドルはノブだけ交換不可能な仕様の為、ハンドルは全交換が必要。
標準ハンドルはダサかったので、早速交換した状態。
リールのサイズは割と小型で、パーミング性能は良好。
初代アルデバランと同じ様なパーミング感
交換したハンドルはAliExpressで売られているハンドルとノブを個別に購入。
合わせても1,000円以内
ちなみにハンドルノブのSEASIRの文字が若干気になるが、指で強くこすると取れる事が判明。
実際の使用感は、確かにかなりぶっ飛ぶ。
軽い力でキャストしても十分な飛距離が出る。
力を入れてキャストするとキャスト切れが発生。
ブレーキの効きは若干弱く、内部Ⅲの外部7ぐらいが使いやすかった。
糸巻量に書いているPE0.8号で巻いて使用してみたが、3/8ozぐらいのルアーのバックラッシュによるキャスト切れが多発した為、もう少し太い糸を巻く事をお勧めする。
全体的な感想は、かなり良い。
悪い部分があまり見当たらない優等生なリールで、実売価格を考えると買い。
バス釣りの用途で考えるとBFSの用途が一番良い。
重いルアーはキャスト切れが怖いので、軽量ルアーには非常に使える感じ。