中華スピニングリールで、2025年モデルで販売されているtakumaのLINGXI。
最近、AliExpressでちょくちょく見かけるtakumaブランドであるが、ラインナップでは、ベイト・スピニング問わず、良さげなリールが多い。
スペック的にも良く、普通に使えそうだったので購入してみました。
【概要】
最大5kgのドラグ力 : 最大5kgのドラグ力で強力な抵抗を備えた大物釣りにも対応します。
5.2 1の高速比:5.2 1の高速比でスピーディーなリーリングを実現し、釣りの効率を向上させます。
Lingxi Takuma|軽量カーボンファイバー製:TAKUMA Lingxi は、150-153g の超軽量カーボンファイバー製で、長時間の釣りでも疲れません。
多目的釣り対応:湖、川、池など、さまざまな釣り環境に適応し、幅広い釣りシーンに対応します。
7+1ステンレスボールベアリング:7+1 ステンレス スチール ベアリングにより、スムーズなリーリングと安定したパフォーマンスを実現します。
購入して5日ほどで到着。
非常に早く到着しました。今回はChoice Dayでの購入。
コインでの割引が結構あり、4000円ぐらいで購入。全体の割引も効いて、実質的には3700円で購入できました。
箱は厳重に包装されており、箱が全く潰れていない。
販売店によって、梱包に気を使ってくれるのはありがたい。
今回購入したのは2500Sの番手
モデルは3種類あり、1000S、2000S、2500Sがある。
重量はかなり軽く150g~153gになっている。
購入時におまけでジグヘッドが付いていた。嬉しいサプライズ。
内容物には爆炸図があり、図を見るとベアリング数は7+1入ってそうな感じであった。
ちなみにハンドルノブにはベアリングが入っていない。
今回気になっていたのはこの構造。
スプールを前後に動かす機構に補助のシャフトが2つ付いている。
これにより、安定した巻き取りが可能との事。
爆炸図にも記載あり。
実際のボディ回りの内容物は以下の3つ。
本体、ねじ込み式ハンドル、リールスタンド。
反対側を見ると、ハンドルのキャップが付いている。
リールスタンドが標準装備だったので、キャップが付いていないかと思っていたが、リールスタンドを付けなくても使える様になっている。
スプールの糸止めは中華のいつもの形式。
ハンドルノブのキャップを外すと、ネジが見えるので、ベアリングを追加できる構造になっている。
この辺りも良く出来ている。ちなみにLA2500とSITAILAはハンドルノブにベアリングが追加できそうだが、追加不可の構造であった。
ねじ込み式ハンドルの根本部分は固定されている。
折り畳みの機構は無い。
スプール回りを分解すると、シャフトにはベアリングが無い構造となっている。
ベールは1ピースベールの構造となっており、この辺りの作りも良い。
良く見ると、シャフトとローターの取り付け部にベイトリールのハンドル取り付けに使うリテーナーが装着されている。
ローターには穴が2個であるが、リテーナーを流用している関係で、穴が1つしか使われていない。
シャフトの太さはこんな感じ。
番手が小さいのもあり、太さはほどほど。
スプール回りの構造は、ダイワのドラグ構造と大体同じで、ドラグフェルトが1枚となっている。
LA2500にはフェルトが無く、乾式のドラグだったがこちらはドラグフェルト1枚の構造となっている。
実際にドラグを回してみると、それなりに滑らかに動作する。
ATDのドラググリスを使うとさらに滑らかになりそうだが、最初からフェルトにグリスがべったり付いているので、このまま使用する予定。
自重を測ると、153.20gとカタログ値+0.2gと非常に正確。
リールスタンド装着の重量と思っていたが、実際にはリールスタンド無しが標準ぽい。
リールスタンドを載せると6.1g増加する。
基本的にリールスタンドはかさばるので使用しない前提。
全体を見てきたが、カーボンボディとカーボンローターのおかげで、ボディがかなり軽量の割に、ボディの剛性が結構あり、リールフットのたわみやローターのたわみも少ない。
巻き心地も結構良い。
流石に2025年の最新モデルだけはあり、非常に良く出来ている。
他の中華スピニングリールには何かしら問題点があったが、このモデルに関しては問題点が見つからない。
実際に使用してインプレは行うが、箱出しチェックの感じでは非常に良い性能だと感じる。
一昔前の国産3万ぐらいのリールの性能はある。
耐久性に問題が無ければこれは非常にお勧めできるリールかもしれない。
ちなみに値段も結構安い。
大型の値引きセール時には狙ってみるのもアリ