G.Loomisのブランクスを使用した自作ロッド。
G.Loomisの表記が分かりにくいですが、全長6フィートになります。
G.LoomisのGLXブランクスを使用したロッドで、作成コンセプトは、究極のアキュラシーを目指したロッドです。
ロッドの仕様は、リールシートにPTS、ガイドはチタンのオリジナルセッティングでビルドしました。
ガイドのリングサイズは全体的に大きくし、良くしなるように設計したつもりでしたが、ブランクスが想像以上にシャープで張りがあり、想定よりピンピンのロッドに仕上がっています。
グリップ長は200mm前後、バランサー無しでリールシート手前にバランスが来る位置にしてあります。
リアグリップは当初ストレートのコルクグリップで作成していましたが、あまりの使いにくさにグリップを削った所、削りすぎて穴が開いたので、エポキシで無理やり穴をふさぎました。
リアグリップを削った関係で持ちやすさは非常に向上しました。
実際のロッドの評価としては、かなり使いにくく、ロッドレングスが短い割りにシャープな為、キャストのスイートスポットが狭い関係でキャストアキュラシーが悪いです。
ロッドが短い為、ミノーのジャーキングに良さそうに感じますが、ロッドが完全バランスで且つかなり軽量の為、ジャーキングをロッドがアシストしてくれません。
具体的に言うと、ロッドの曲がりと重さを使用したジャーキング操作が出来ず、自分の腕の力で無理やりルアーを動かすアクションしかできません。
そして、ブランクスの素材特性上、底モノに向くのですが、ロッドレングスが短い為、それも使いにくいと言う、何に使えば良いのか解らないロッドに仕上がっています。
デザイン的には気にはいっているのですが、如何せん使用用途が不明な一品。
強いて上げるなら、ロッドビルドの勉強になったロッド。