自作ロッド T1100-M40X 1.98m Power ML インプレ

釣れたバスのサイズは小さいが、数はそれなりに釣れたので、このロッドのインプレ。

主に使用したリグ

5LBのフロロラインを巻いた状態で、小型のトップウォーター、ジグヘッドリグ、ネコリグ等に使用。
竿の性格上、巻物よりも底物系への適正が高そうなブランクスだったので、その様な用途で使用。

使用感

想像通りの使用感で、ML表記なのでかなり硬さのティップ。
ロッド自体が軽いのと合わさって、操作性は良いが、ティップのしなやかさは足りない。
軽いリグの操作で曲がらない感じ。
割と大きめの5~6インチぐらいのネコリグであれば、操作性は良好。

感度は良好で、小バスのアタリは明確に伝わる。
この辺りは、軽量化の恩恵が効いている。

小型のトップウォーターの操作はやりやすい。巻きながら掛ける釣りでは無いので、固いブランクスのおかげでフッキングは良好。

このサイズのバスを掛けるとちゃんと曲がるが、XFテーパーのティップからベリーぐらいまで曲がる感じ。
ただ、小さいバスが大きいバスに感じる。
大先生が、テムジンカレイドが出た当初に「大きいバスが小さく感じる」と言うセリフを言っていたが、このロッドは「小さいバスが大きく感じる」と言う、逆の現象が起きている。
これは、XFテーパーのおかげで、曲がりの始点がティップ側にあるので、テコの原理で大きく感じると言う状態。

ロッド自体がかなり軽いのに、全体的に硬いので使っていて気持ちよくない。
(棒という感じがする)
5LBのフロロを巻いた直後の使用なので、使用感の悪さに拍車をかけている気もする。
PEでの使用ではもう少し評価が変わると思う。

XFテーパーで、曲がりはティップの半分ぐらい位置から曲がる。
そこからバットに向けては通常操作の範囲においてほとんど曲がらない。
大型の魚を掛けたら曲がると思う。

まとめ

実際の使用は2日で数時間程度なので、まだこのロッドの良さは引き出せていないのが前提であるが使用用途として、パワーフィネスの用途であれば良いロッドだと思う。
また、重めのネコリグで、デカバスをしっかりフッキングするには向いている。

巻物はあんまり向いていない。
繊細なライトリグも向いていない。
やっぱりMパワーのブランクスなのでは?と言う感じもする。
評価は悪いが、マグナムスワンプや、キンクー6インチぐらいのネコリグをメインで使う分には良い。
軽いけど、固いロッドと言うのが、個人的に好みでは無いかも知れない。
NFCのブランクスに慣れ過ぎたのか、あまり曲がらないロッドに対する評価が悪くなっている気がする。

ただ、今回のロッドビルドのコンセプトが、軽量化とコストパフォーマンスの追及であったので、そのコンセプト自体は非常に満たせている。
ロッド材料費 8,475円で、自重78.5gという、脅威のカタログスペックは出せたと思う。

bassmania

バス釣り歴20年以上。 ロッドビルド歴10年以上。

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