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自作ロッド T1100-M40X 2m Power M①

先日購入したトレカT1100-M40Xの2m PowerMのロッドビルドの計画

コンセプト

今回使用するブランクスがMパワーの高弾性ブランクスと言う事で、ワーム、底物中心の用途で使用する。
現状、テキサス用のロッドは有り余っているが、高比重ノーシンカーに特化したロッドが無かったので、今回は高比重ノーシンカー特化(おかっぱり)ロッドを作成する。

高比重ノーシンカーに必要な要素

現状想定しているフィールドは野池やフラットエリアが中心の湖で、リザーバーではない。
その為、ロングキャストが必要で、キャスト時に十分なエリアが確保されている前提となる。
高比重ノーシンカーと言うと、昨今DEPSのカバースキャットが有名で、ボトムジャークのイメージがあると思うが、個人的にはボトムでのアクションは不要。ずる引きが最強のアクションである。

この釣り方に必要なロッドの要素として、
①ロングロッド
 7ft以上の長さが確保されているロングロッド

②高感度
 ノーシンカー状態でもそこを取れる感度

③水平バランス
 ロッドを横捌きするので、軽量でロッドを水平に持った時にバランスが悪くない事。

アクションは特にしないので、操作性はそこまで必要ではない。(グリップの長さは長くてもOK)

使用するブランクスの特性とビルド方針

超軽量ブランクスで、XFテーパーで曲がるのはティップセクションのみ。
レングスは6.7ft

このテーパーの特性で、キャスト時や、フッキング時はベリーを中心に仕事をする為、ベリー前後にガイドを多数配置、バット部分へのガイド数は少なくても問題なし。
レングスは少し短いので、カーボンパイプで延長する。
カーボンパイプの装着でバランスが悪くなので、必要に応じてバランサーを装着し、水平バランスを保てる様にする。

感度重心の為、チタンフレームガイドを使用する。

装着するリールは、ZANAにMicoro Monster Proの標準スプールを使用したい。HLC特性でロングキャストを狙う。
使用するラインは12LB前後のフロロラインが前提。
ガイドリングのサイズはティップセクションは出来れば5ぐらいを使いたい。使用ラインの太さから4.5でも行けるか。
ガイドは出来れば余りもののガイドを使用する。使用頻度があまり高くないロッドなので、節約。

仮組

まず、カーボンパイプの延長は、40cmのカーボンパイプを接続するが、接合部は7cm取る。
合計の長さは、2.0+0.33と言う事で、2.33m(7ft 7.732284in) 約7フィート8インチとなる。

ブランクスと延長カーボンパイプ、リールシート、リアグリップ、エンドキャップ、ガイドの総重量は113g。


バットセクションと延長カーボンパイプ、リールシートだけで94g。
全体の軽量化を目指すなら、グリップ回りを軽量化すれば可能であるが、バランスが悪くなる。
ここにさらにワインディングチェックと、ガイドラッピング、エポキシが乗ってくる。
後リアグリップは加工する前提なのでさらに軽くなる予定。
まあ、バランサー無しであれば、115g以内にはなりそう。
これぐらい軽ければバランサーが無くても先重りは気にならないかもしれない。

いままでのロッドビルドでは、ブランクス自体が重かったのと、リールシート回りが重かったので軽量化は厳しかったが、T1100+M40Xのブランクスであればかなりの軽量ロッドに仕上げる事が可能。

参考までに他のロッドの重量。
一番右の項目が重量。

7フィート8インチのロッドが無いので比較が難しいが、相当軽いロッドが作成可能。

費用

今回は在庫のパーツを使用するが、現在の材料費を見積もってみる。

ブランクス:4,000円(安売り+まとめ買い送料)
ガイド:7,370円(チタンSIC BFSセット)※参考になるものが無かったため
リールシート:903円(AliExpress)
エンドキャップ:150円(AliExpress)
ワインディングチェック:881円(AliExpress 10個入り)
カーボンパイプ:1,400円(amazon)
EVAグリップ:1,310円(amazon)

合計16,014円

トレカT1100+M40X、チタンSICの超軽量ロッドが16,000円で作成可能。

bassmania

バス釣り歴20年以上。 ロッドビルド歴10年以上。