自作ロッド T1100-M40X 2m Power M③

今回はガイドセッティング関連を行う。

実際にブランクスを曲げてみると、ティップセクションしか曲がらないぐらいの感じ。
バットセクションは力を入れれば曲がるが、ルアー操作ぐらいでは曲がらなさそうなので、ガイドの配置に関してはティップセクションをかなり多めに配置する。

ティップセクションの曲がりの中心にベリーガイドを配置し、リールからベリーガイド迄まっすぐにラインが通る感じで配置する。

曲がりの中心から先(トップ側)にはある程度均等な間隔でガイドを配置する。
重要なのは、リールからチョークガイド迄の間隔で、急激な角度が付かない様にする事であるが、ベイトロッドの場合は元々レベルワインダーの位置がブランクスに近いのでそこまで気にする必要は無い。

また、曲げた際にブランクスにラインが触れない様にするのが理想であるが、ガイド数をかなり多く配置しなければならないのと、実際に負荷が掛かるとブランクスが捻じれて、ラインがブランクスに触れないので、そこまで気にする必要は無いと思う。

今回のロッドは、フッキング時にベリーのパワーを使いたいので、ティップセクションベリー付近にしっかりとガイドを配置する。
ベリー付近のガイド数が足りないと、フッキング時にパワー不足を感じる事になる。(バットで掛ける必要が出てくる)

最終的にティップセクションにトップガイドを含め7個配置。

バットセクションには2個のガイドを配置。

バット側は2pcのつなぎ目があるので、補強を兼ねてここにガイドを配置した。
つなぎ目の先が不格好なので、スレッドを巻いて見栄えを良くする。

バットセクションに2個のガイドを配置したが、バットガイドがリールから結構離れている位置に来ている。
悪影響があるとすれば、キャスト時に横風が吹くと飛距離が落ちる可能性がある。

一応スレッド巻きは終わっているが、端糸は残している状態。
ガイドコーティング前にロッドを触ってスレッドがほどけるのを防ぐ為に直前まで端糸を残しておく。

ちなみにスレッド巻きのアクセントにはシルバースレッドと黒スレッドと交互に巻いている。
これは、なんとなく高級感があるのと、ピンラインを単独で巻くより楽だからこの巻き方にしている。

後の作業は、スレッドコーティング、ブランクスとカーボンパイプの接合、フックキーパーの取り付けで完成。

ガイドコーティング用のエポキシはフジエポを購入したので使用してみる。
フィッシングショーで聞いた話では1度塗りには良くないらしいが、そこも含めて検証する。

bassmania

バス釣り歴20年以上。 ロッドビルド歴10年以上。