SUZUKI BLANKSのロッドビルド③

現状の進捗状況としては、ティップセクションのガイドラッピングとガイドコーティングが終了。
今週の土日に実際に試投して、バットセクションのガイドセッティングを詰めていく状況。
フルキャストに耐えれるように事前にガイドコーティングまで済ました感じです。

試投

試投条件

試し投げをする際に、比較用として、コルトスナイパーBBに同じルアーを付けてどれぐらい違うかを計測。
ちなみに、新ロッドには、21アルテグラ3000XGにPE1.5号、コルトスナイパーBBには21アルテグラ4000HGにPE2.0号を付けた状態。

ロッドレングス的にはコルトスナイパーBBが有利だが、ラインの細さは新ロッドが有利な状況。

投げるルアーは、個人的によく使う系のルアーで、以下4種
・DUO マニックフィッシュ99(シンキングペンシル)
・セットアッパー125DR
・DUO Drag Metal Cast30g
・Tide Minnow 75 SPRINT

現状のガイドセッティング

トップガイドがT-KGTT6、そこからT-KBTG5.0×12、バットガイドにT-KLTG5.5L、T-KLTG6L
ここで気づいたのですが、お店で買ったと思っていたT-KLTG6MがMじゃなくて、Lになっており、ガイドの高さが低いものでした。
ちなみに当初から違和感を感じていました。

第1投

いきなり問題点あり。
キャストについては、若干問題がありましたが、明らかな問題点として、リールとバットガイドの角度が急すぎて、リールを巻くとガクガクと振動がある。
正直今までビルドしてきましたが、このような状況になった事はありませんでした。
原因は、リールを巻いたときローターの上死点と下死点の問題でバットガイドに触れるか触れないかの問題で、上死点では、ラインが第2バットガイドからリールと一直線となる為、巻き取り量が減りますが、下死点ではガイドに触れる事により、一回の巻き量が多くなり、その差が巻いたときのギクシャク感として出る為、振動が出ます。
イメージとしては、二等辺三角形の対角線と、上辺+下辺の差の感じ
とりあえず、バットガイドの位置を前にずらして、ある程度の妥協点に持っていきます。

気を取り直して、試投の続き

飛距離

実際にそれぞれのロッドで試投した結果

マニックフィッシュ99 (16.2g)

新ロッドの方が明らかに飛距離が上、コルトスナイパーBBより5~10mぐらい飛ぶ

セットアッパー125S-DR (26g)

どちらも同じぐらいだが、コルトスナイパーBBの方がわずかに飛んでいる感じ

DUO Drag Metal Cast (30g)

新ロッドの方が、コルトスナイパーBBより飛ぶ
飛距離が出すぎて、目測での差は不明

Tide Minnow 75 SPRINT(11g)

どちらも同じぐらい

ラインのブランクス叩き

バットガイドで、ラインのブランク叩きはありました。
まあ、原因は、バットガイドの高さの問題で、T-KLTG6Mを買っていたと思ったらT-KLTG6Lだった為、高さの問題で、キャスト時にラインのブランクス叩きが発生していました。
ただ、この状態でコルトスナイパーBBとの飛距離比較で、同等以上の結果。
まあ、ラインの差もあるでしょうが、それでも優秀。
結果として、差が少ないルアーは、ある程度空気抵抗の大きいミノー系がブランクス叩きの影響で失速している感じでした。

ガイドセッティング見直し

問題点として、バットガイドの急角度問題と、ラインのブランクス叩きの為、一旦バットガイドを手元にあったPKLSG7Mに変更。
元々のバットガイドを一つ前のガイドと交換。
バットガイドの位置は、少し調整して、当初の位置からリール側に5cm移動。
この状態で、再度試投。

ラインのブランクス叩きについては改善。
この状態でもラインの角度の問題は解消せず。少し妥協ラインを設けるか、もう少しガイドの位置を前倒しにするか検討。

飛距離はさらに伸びて、空気抵抗の少ないメタルジグ(DUO Drag Metal Cast)は、キャストしてからの巻き数で計算して、約80mぐらい飛んでました。
若干問題のあった、セットアッパーなどの飛距離も改善。

今後は、バットガイドを新たに仕入れて、バットガイド位置をガイド個数をどうするか調整予定。

bassmania

バス釣り歴20年以上。 ロッドビルド歴10年以上。