現在ビルド中のロッドのガイドシステムをストローガイドセッティングで実施していますが、色々と問題点が出てきたので、その辺りを書いていこうと思う。
ストローガイドセッティングの問題点
一番の問題点は、バットガイドのリング径の小ささで、どうしてもリールとバットガイドでラインの角度が急角度になる問題があります。
これを改善する為に、バットガイドのガイドの高さを調整するか、リールからバットガイドの位置を離すかのどちらかを選択する必要があります。
現状富士工業から販売されているガイドで、ハイフレーム型ガイドのKL-Hガイドは最低リングサイズは8。
リングサイズ6,7ではミドルハイフレーム型のKL-Mガイドになります。
ガイドリングの大きさを考えると、リングサイズ6~8ぐらいまでに抑えないと、バットガイドがチョークガイドでは無くなってくるので、ストローガイドセッティングなのか?という問題が出てきます。
ちなみに、リングサイズ6,7を試しましたが、このリングサイズは、キャスト時にバットガイドまでラインのふくらみがあり、それより上のガイドでは、一直線にラインが放出される状態となっていました。
(バットガイドがチョークガイドになっている状態)
ストローガイドセッティングは、使えるロッドとリールを結構絞るセッティングになっています。
ストローガイドセッティングが使えるロッド
前提として、ロングロッドが大前提。
ガイドリングのサイズが小さい為、リールとラインの角度をある程度緩やかにするには、バットガイドの位置を、かなり前方向に持って行かなくてはならず、ロッドレングスの短いロッドでは、バットガイドの位置がバット部より前になり、バットパワーが引き出せない様になります。
イメージとしては、2ピースロッドのティップセクションにバットガイドが来るイメージ。
6フィート前半のロッドでは、かなり厳しいと思います。
そして、リールのサイズにも制約があり、大きい番手のリールは、ローターの下死点と上死点の差が大きくなる為、さらにバットガイド位置を調整する必要があります。
一応、KL-Hガイドには、最低リングサイズ8があり、ガイドの高さが26.8mmあるので、そのガイドを使用してバットセクション内にガイドが配置できればストローガイドセッティングが使えるロッドになります。
いずれにしても、ストローガイドセッティングをする場合、使用するリールの番手も考慮して、ロッドとリールセットでセッティングを決める必要があるセッティングです。
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