【タックルインプレ】takuma LINGXI

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2025年の最新モデルのスピニングリールLINGXI。ある程度使い込んできたので使用感のインプレ

このリールの特徴としては、カーボンボディで、かなりの軽量なスピニングリール。
内部構造も巻き心地が良くなるような機構が搭載されており、機構・スペックに対するネガティブな面が無いリールとなっている。

LINGXIの仕様は以下。

素材: 超軽量カーボンファイバー
ベアリング: 7+1 ステンレススチールベアリング
ギア比: 5.2:1
最大ドラグ: 5kg
重量: 150-153g
タイプ: スピンニングリール
カテゴリ: フィッシングリール
使用シナリオ: 湖、川、貯水池、小川、管理フィールド
形状・サイズ・重量:軽量設計
性能と特性: CNC スプール、1000S/2000S/2500S の 3 分野帯域

巻き心地

★★★★☆

巻き心地は自体は悪くは無い。
メインシャフトを2本の補助レールで支える構造で、これにより従来の中華リールより巻き心地が良くなっている。
実際の巻き心地は、かなり軽い巻き心地で、超軽量ローターとギア比5.2の低さが効いており、巻き出しの軽さは相当軽い。
巻き続ける使い方では、国産の最高峰リール(24ツインパワー)と比べると劣るが、普通に使う分には気にならないぐらいの巻き心地。

巻き心地のネガティブ要素は以下
①ギアの精密性
国産の最高峰のリールは、ギアの精密性が半端なく、”無”の巻き心地となっているが、それに比べるとギアのノイズが解るぐらいの精度しかない感じがある。
ただ、不快な感じではなく、普通に使う分には気にならないレベル。
比較対象の巻き心地を知らなければ多分気になる事は無い。

②ハンドルノブの遊び
ハンドルノブにベアリングが搭載できる仕様の為、ハンドルノブがカタカタするような若干の遊びがある。
これが巻き心地に悪影響を与えている。
これはワッシャーを追加する事で改善する為、箱出し状態での評価となる。

このリールの性格としては、ライトリグを使った釣りがメインとなる為、常に巻くような釣りに使うわけでは無い。アクションを付けて、付けた分を巻き取る使い方がメインとなる。
その為、巻き心地の問題についてはほぼ気にならないと思う。

ドラグ性能

★★★☆☆

思ったよりも悪い。
実釣ではなく手でドラグを確かめていた時はそこまで問題を感じなかったが、実際にロッドにセットしてドラグを出すと、ドラグの滑り出しが悪く、出てしまうと止まらない様なドラグの性能となっている。

ドラグの機構的には単純な構造であるが、ダイワのドラグの構造も同じ様な物で、ドラグの性能はドラググリスのケミカルチューンで成り立っているのが現状。
ドラググリスを変えてみると性能が上がる可能性はあるが、これは今後確認する。

実際の所、LA2500の標準ドラグよりは数段マシで、ドラグ自体をある程度緩めておけば使えるレベルではある。

現状のドラグ性能は、フッキング時はドラグの初期滑り出し性能の悪さがプラスに働く為、ライトリグには良いかもしれない。
エギングのアクションでもドラグが出ないかもしれないので、この特性自体は分かる無いのかも知れないが、一定のテンションでドラグが出て欲しい人にとっては悪いドラグとなる。

剛性感

★★★★☆

ボディ自体の剛性感に関しては、重量を考えると問題が無いレベル。
実際に45upの魚を釣っていないので強い引きに対する剛性はまだ未知数であるが、使っていて弱いと感じる事は無い。

ただ一点問題があるのは、ベールを起こす時の剛性感に問題がある。
具体的には、ベールを起こす時に最終的にロックするまでの間に”ゆるゆる”の状態がある。
普通のスピニングリールでは、ベールを起こす時に若干の抵抗が掛かった状態で、最終的にロックする際にカチッとした感触と共に一気にベールが起こるが、このギリギリの状態の時に抵抗が無く、”ゆるゆる”の状態になる。これがなんとも気持ち悪い。
もしかしたら個体差かも知れないが、この部分が唯一の問題点。

質感

★★★★☆

全体的に質感は悪く無いが、金属的な重厚感は無い為、若干のおもちゃ感はある。
これはリール自体が軽量過ぎる為に感覚のずれがある感じ。

ただ、全体的なデザインは統一感があり、安っぽさは無い。

まとめ

★★★★★

悪い点は幾つか上げたが、実際の値段を考えると非常にバランスが取れている。
セールで安く買えれば、¥4000~¥5000の範囲で買える価格で、そもそも国産のハイエンド機種と比較しているのが間違っている。

実際問題として、国産のハイコスパ機種である2機種、23レガリスと、21アルテグラと比較すると値段は約半分。
重量はLINGXIが圧倒的に軽い。
耐久性能は国産の2機種が圧倒的に高いと思う。
リールの性能に関しては国産の方が良いが、LINGXIで釣りになるか?と言われると十分な性能は備えている。

多少重くても、長く使う(5年以上使う)のを取るか?、軽さによる使用感を重視するか?
中華リールの耐久性に関しては現時点では判断できないが、国産の機種の耐久性能は証明されている。

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