スズキブランクス | ロッドビルドが好きな人のブログ

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ふと新しいブランクスを物色していると、聞きなれないブランクが見つかりました。
名前はタイトル通り、「スズキブランクス」で、東京の下町に工場がある国内生産のブランクスでした。

取り扱いはalpha tackleでされているそうで、通販でも一部店舗で扱っているみたい。

株式会社リチャーズが生産しているみたいで、この会社を調べてみると、昭和５２年に設立された会社で、４０年以上も前からロッドの生産（OEM）を行っている由緒正しき会社でした。

ブランクスについては、それなりに種類があり、詳細は以下

SUZUKI Blanks 製品ラインナップ

スズキブランクスのブランクスの種類には、大きく３種類あり、スタンダードブランクス、GTブランクス、ジギングブランクスがあります。

RXFシリーズ（STANDARD BLANKS）

RXFシリーズはスズキブランクスの最もスタンダードなシリーズ。ファストアクション、ノンテーパーグリップを採用。
カーボンは東レのカーボン、高級感のある黒真珠塗装、信頼の高品質日本製。

アジング～マグロぐらいまでをカバーする２５種類のブランクスがあります。

バスで使うのであれば、RXF-4LB～12LBぐらいまでかと。
ブランクスの名称で、大体の強さが解るようになっており、RXFの次に来る文字が、対象魚の重さ？で、さらに長さとピース数となります。
下のアクションカーブ図の左上にあるのが型番で、この例で行くと、8フィート6インチ２ピースロッドになります。

値段はバス用のベイトロッド用ブランクスで\12,000～\16,000ぐらい。
スピニングは\8,000～\12,000ぐらい

RXGTシリーズ (GT BLANKS)

RXGTシリーズはGTキャスティングゲームのためのブランク。ビッグゲームに耐えうる強靭さを持ったブランク。レギュラーファストアクション。

値段は\29,000～\33,000ぐらい。

RXJ / RXSJ シリーズ (JIGGING BLANKS)

RXJシリーズはジギングゲームのためのブランク。ビッグゲームに耐えうる強靭さを持ったブランク。ファストアクション。RXSJシリーズはスローピッチジャークアクション。

値段は\20,000～\24,000ぐらい。

興味を引く点。

画像で見ると解りますが、ブランクスが結構厚巻きになっている所が見て取れます。

この画像は、ライトゲーム&トラウト用2ピースブランクで、細いのと太いのは、２ｐｃのティップ部分とバット分になっていると思います。

そして、こちらがノースフォークコンポジットのブランクス。
明らかに厚巻きになっているのが分かると思います。

日本の軽量ロッドは軽さを追求するあまり、素材に頼りブランクスを薄巻きにしているケースが多いです。
実際に使うと軽くて感度や操作感は良いですが、トルクが足りておらずキャスト時や魚を掛けてからの不安感が結構あります。

もしかしたら、スズキブランクスは、厚巻きによるトルクを兼ね備えたブランクスかも知れません。

ここでノースフォークコンポジットのブランクスと比較。
上の表が６フィートのスズキブランクスとの比較、下の表が７フィートの比較になります。
ノースフォークコンポジットのブランクスはそれなりに近いブランクスを選定しています。

まず見て取れるのが、バット径の太さと、重量。
ノースフォークコンポジットのブランクスは、バット径がかなり太くなっているのが特徴で、その結果重量が増えている感じです。
その代わりルアーウェイトに余裕があり、想像しただけでバットにトルクがあるブランクスだと想像できます。
上の表の一番下が以前作成したトラウト用のブランクスですが、スズキブランクスの太さとほぼ同じ感じになっています。

その割に扱るウェイトが大きいのは、割とバットが強めで、バットの強さでパワーを出している感じがします。

言い換えると、あまり特徴の無い普通のブランクスな感じ？

Item	Section	Lure	Line	Tip	Butt	Weight	Price
RXF-4LB-601	1	1/32~3/16	2-6	1.5	8.1	27	¥9,000
SB 601-1(IM)	1	1/32-1/4	4-8	1.6	10.4	47	¥15,470
FW 602-1(IM)	1	1/32-1/8	1-4	1.6	8.4	26	¥15,700