ストローガイドセッティング

スポンサーリンク
ロッドビルド
スポンサーリンク
Pocket
LINEで送る

ストローガイドセッティングとは、 前田製作所 前田純一 氏が考案したガイドセッティングで、通常のガイドセッティングに対して、ガイドリングサイズがかなり小さくガイド数多いガイドセッティングです。

使用するラインをPE専用とし、PEのメリットを最大限に引き出したセッティングになります。

既存の市販ロッドだと、ツララ受注生産モデル TULALA グリッサンド72のストローセッティングスペシャルです。

TULALA グリッサンド72 ストローセッティング – エクストリームサブリナ (shop-pro.jp)

特徴としては、スピニングロッドのバットガイドがリングサイズ6で、バットガイドをチョークガイドにしてしまうという、KRコンセプトの進化系のようなガイドセッティングです。

バットガイドの付け方も、ガイドを逆付けにして且つ、ガイドを曲げてブランクスに対して垂直になるようにしています。
バットガイド2つが逆付けセッティングで、そこからティップ部分は通常のセッティングですが、トップガイドからKRコンセプトの第一ガイドまでの間に2つのガイドを挟んで、トータルガイド数が15ぐらいあります。

バットガイドより上のガイドを一直線にする事で、ストローの中をラインが通るような感覚のキャストフィールになるようです。

ストローガイドセッティングの効果

①飛距離が犠牲にならない

ストローガイドセッティングの効果としては、飛距離自体は既存のKRコンセプトと遜色が無いぐらい飛ぶようです。

普通に考えるとバットガイドのリングサイズが6である場合はかなりの抵抗がバットガイドでかかる為、飛距離は落ちそうですが、このセッティングでは、バットガイドですべての抵抗を受け止めて、そのほかのガイドに抵抗を掛けない事でトータルの抵抗が少なくなり飛距離が伸びるみたいです。

②PEの風に弱い弱点の克服

ストローガイドセッティングの最大の効果としては、PEの風に弱いという弱点を克服した効果があるみたいです。

ガイドサイズとガイド数の多さがブランクスとラインとの接触を無くし、風がある状況でもキャスト時にラインのバタつきなく風の影響も受けない為、既存のガイドセッティングに対して飛距離が伸びるみたいです。

③ロッドのパワーロスが少ない

これだけブランクスとガイドの高さが近くて、且つガイド数が多ければブランクスのパワーをかなり活かせるセッティングです。

ガイドとブランクスの距離が開けば開くほど、ブランクスのパワーロスが顕著になるので、パワーと言う点では、このセッティングはかなり良いと思います。

④ガイド代が安い

地味にすばらしい点。

スピニングロッドに使用するガイドってガイドリングサイズが大きいと非常に高価です。
特にチタンガイドが高いです。KL-Hのリングサイズ25だとSICガイドで¥3,200もします。

参考にストローガイドセッティングで組んだ場合と通常のKRコンセプトで組んだ場合の費用比較をしてみます。

ストローガイドKRコンセプト
ガイド位置ガイド種類単価必要数合計金額必要数合計金額
トップT-KGST4.5¥1,2501¥1,2501¥1,250
ティップ&ベリーT-KTSG4.5¥55010¥5,5000¥0
T-KTSG5¥5502¥1,1000¥0
T-KTSG5.5¥6000¥05¥3,000
バットT-KLSG5.5L¥6001¥6000¥0
T-KLSG6L¥6500¥01¥650
T-KLSG6M¥7001¥7000¥0
T-KLSG7M¥7500¥01¥750
T-KLSG12H¥1,3500¥01¥1,350
T-KLSG25H¥3,2000¥01¥3,200
合計15¥9,15010¥10,200

※KRコンセプトはガイドセットのセッティングで比較

PEオンリーで使うなら十分選択肢に入るガイドセッティング

このガイドセッティングは、モノフィララインの使用が無い事を前提としている為、海での使用や飛距離重視のPEスピニングロッドとしてビルドするのであれば、かなり良い選択支ではないかと思う。

以前にKRコンセプトでロッドを組んだ事がありますが、PEでの使用感は非常に良いですが、フロロでの使用感がイマイチだった為、PE専用で使用していますが、最初からPE前提で考えるなら、このガイドセッティングで組みたいと思うほどの魅力があります。

実際にストローガイドセッティングを組んでみた感想

↓コンセプト

Pocket
LINEで送る

コメント

タイトルとURLをコピーしました