中華ブランクスを使用したロッドビルド。
前回使用した飾りの4軸では無く、今回は全体が4軸補強されたブランクスを使用する。
実際のブランクスを見てみると、綺麗な4軸が全体に入っている。
Pro bomesh 1 pcs 2.3m/7ft7東レカーボンmlm2セクションフルケブラークロスラップ4軸クロスラップベースロッドブランクdiyロッドビルディングブランク
長さ: 2.3m/7ft7
東レカーボンファイバー
ケブラークロスラップ/4軸クロスラップ
電力: ml m
アクション: 高速
チップ径: 1.7mm
バットダイ: 11.8mm
重量: 51.6g
ルアー重量: 5-18g
ライン重量: 6-14lb
ブランクスのスペックを見ると、7.7フィートで51.6gはかなり軽量な部類。
グリップ延長しなければ100g前後で作る事も可能な感じ。
ルアーの重量は5-18gとフロートアジングで使用するフロートが15gなので、ちょうど良い感じ。
ロッドコンセプト
フロートアジングとエギングに使う為のライトな高感度ロッド。
メインに使用するのはフロートアジングで、尺アジを狙う前提の強さ。
エギングは3号餌木をメインにする感じ。
ライトと言っても大物にも十分対応できる強度がある前提。
7.7フィートのMLパワーブランクにカーボンリアグリップを使用し、全長を延長。
延長する長さは、リール位置から腕の肘ぐらいまでの長さ(25~30cm)を延長する。
全体のロッドレングスは、8.7~8.9フィートぐらい。
リアのグリップ長は、シマノのカタログを参考にする。
エギングでの使用に際し、取り回しを考慮して長すぎないグリップ長にする。
カタログを見てて思ったが、エギングロッド軽すぎない?
使用パーツ
使用するガイドはトルザイトのバスセット。バットガイドが20サイズとなる。
エギング用のバットガイドは16サイズとなっているので、それよりは少し大きい番手を使用する。
ガイドセットに入っているガイド数が9個となっているが、1個追加するセッティングにする。
これはRGガイドセッティングで、トップガイドのすぐ近くにガイドを一つ追加する事により、先端のライン絡みが減るみたいなので、それを試してみる。
富士工業(Fuji工業) ガイドセット T-KLTG20H9 チタンTORZITEスピニングバスセット 価格:9405円 |
リールシートは先日購入した技徳のスピニング用のパクりを使用する。
カーボン素材で軽量。
技徳のリールシートはアップロック、ダウンロック共に使用可能となっているが、アップロックに使用する事が前提のデザインになってそう。
これはリールフットの上部分に斜めに沿うようなデザインで、握った時に指がフィットする様になっている。ダウンロックに使用すると違和感が出る。
そしてアップロックで使用するとリールシートの前部分が寂しいので、小さいコルクグリップを装着する。
価格:605円 |
延長するカーボンパイプはリアグリップ一体型ものを使用する。
これは過去に購入していたもので、せっかくなので使用する。
エンドキャップは過去に解体したロッドの部品で、バランサー付のものがあったのでそれを流用する。
ノリーズのトラウトロッドのパーツで、今回使用するカーボングリップの外径にジャストマッチする。
パーツの費用
ブランクス:税込14,500円 ※AliExpressでの価格 円相場がある為、目安価格 送料込み
トップガイド:税込2,312円
ガイドセット:税込9,405円
追加ガイド:税込826円
リールシート:税込2,157円 ※AliExpressでの価格 円相場がある為、目安価格
リアカーボングリップ:税込2,300円 ※AliExpressでの価格 円相場がある為、目安価格
フロントグリップ:税込605円
ワインディングチェック:税込100円 ※AliExpressでの価格 円相場がある為、目安価格
アーバー用カーボンパイプ:税込300円 カーボンパイプ切断
リアエンドキャップ:解体ロッドパーツ流用
合計:税込32,505円
一部パーツの流用を行っていたとしても35,000円ぐらいの費用が掛かっている。
中でもガイドの費用が非常に高い。
13500円ぐらいがガイドの費用。
ステンレスフレームのガイドセットだとamazonで3,500円ぐらいなので、ステンガイドで揃えるとトータル5,000円ぐらいで-8,000円ぐらいになるか。
作成したロッド
実際に組み上げたロッドはこんな感じ。
リールはAliExpressで購入したニセリティ(LA2500)を付ける前提。
リールの重量が170gぐらいで非常に軽量であるが、ロッドバランスは上々で、先重り感はほぼ無い。
通常これぐらい軽いリールだと先重りが出るが、バランサーウェイトが良い仕事をしている。
リアグリップのPro Bomeshのロゴはダサいかもしれないので、上から見えない様に下に配置した。
ガイドはバットガイドが20番で、黒のスレッドにシルバーのピンライン3回巻き。
ブランクスの4軸補強が結構綺麗。
フロントグリップの先に自作フックキーパーを装着。
淡水では問題が無いが、ソルトだと錆びてしまわないか心配。
一応素材はステンレスワイヤー0.6mmを使用。
今回使用しているエポキシはいつものナガシマのハンドレッドコートを使用しているが、このエポキシは配合率が悪いのか、表面に濁りが出て綺麗な光沢が出ない。
別のエポキシに変えてみる予定。
使用感
SUZUKI BLANKSとの試投と、フロートアジングで1日使用した感想。
キャスト関連
SUZUKI BLANKSのロッドと同じルアーでキャスト比較を行ったが、飛距離はSUZUKI BLANKSの方が若干飛ぶ感じ。
キャストフィールはガイドの抵抗感が全く無く飛んでいく。
一方、SUZUKI BLANKSのロッドは、バットガイドに確かな抵抗感があるが、ルアーの着地点を見るとSUZUKI BLANKSのロッドの方が飛んでいる。
色んなルアーで試したが、飛距離が同じか、少し負けるぐらい。
当日はかなりの強風で、追い風の条件でのキャスト比較
キャストの飛距離向上の要素として、以下を比較
①ラインの太さ
今回作成 0.8号 > SUZUKI BLANKS 1.0号
ラインの太さが飛距離に与える影響はかなり多い。
ラインの太さはこちらの方が細く有利。
②ロッドレングス
今回作成 8.7フィート < SUZUKI BLANKS 9フィート
5インチほどSUZUKI BLANKSの方が長いが、実際の長さは12cmの差。
こちらも飛距離の要因としては重要ではあるが、5フィートの差はそこまで大きくない。
③リール性能
今回作成 2500番 < SUZUKI BLANKS 3000番
アルテグラのロングストロークスプールの影響で若干飛距離には貢献するが、ほぼ誤差だろう。
SUZUKI BLANKSのブランクス特性がマッチしているのか、ストローガイドセッティングの効果か解らないが、キャストの飛距離では負けている。
ただし、キャストフィールは非常に良く、まったく抵抗感が無い。
いずれにしても飛距離は十分飛んでおり、使用に関して問題は無い。
フロートアジングの使用でも、15gのフロートのフルキャストは全く問題ではない。
ブランクスのパワー的にはもっと行ける感じ。
魚を掛ける時
まず、感度が良く、フルキャストした先のアジのアタリをちゃんと伝えてくれる。
前回SUZUKI BLANKSでフロートアジングをやったが、アタリが分かりにくく、釣果が散々(中アジ1匹)だったが、今回は狙い通りの釣果となった。(中アジ7匹)
ブランクスの特性は全体的に張りがあるファーストテーパーで、ベリーにもちゃんと張りがあるので、フッキングが楽に決まる。
最初に触った印象よりも、釣りで使うと柔らかく感じる。
フロートアジング用としてみるとちょうど良い感じを受けるが、専用ロッドを使用した事が無いので不明。
まだ大きい魚は掛けていないが、元々がシーバス用ブランクスなので、強度には問題が無いと思う。
総評
今回のロッドビルドは割とコンセプト通りのロッドが作成できた。
エポキシの問題で、仕上がりの綺麗さはあまり良くないが、釣行には問題が無い。
もう少し使い込んでみて、アップデート予定
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