国産の低価格帯リールと中華リール(スピニング)

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最近中華リールばかり取り上げてきたが、実際の国産の低価格帯のリールを釣り具屋で触ってみました。
中華リールは確かに安いが、同価格帯の国産リールってどうなん?と言うのが今回の趣旨。

対象のリール

実際に中華リールと競合しそうなのが、6000円以下のリール。
何れもナチュラムでの価格は以下。※2000~2500番

シマノ

23セドナ、21ネクサーブ、19シエナ辺りが該当。

ダイワ

20クレスト、17ワールドスピン、16ジョイナス辺りが該当。

スペック確認

シマノ、ダイワのリールの仕様から一覧を作成しました。
価格帯の上位機種も一部追加。

名前値段(実売価格)重量ボディ素材備考
21ナスキー11000円240g高強度樹脂参考
23セドナ6000円240g高強度樹脂HAGANEギア搭載
21ネクサーブ4500円265g高強度樹脂
19シエナ4000円250g高強度樹脂
23レガリス9000円185gZAION V参考
20クレスト5500円235gDS4(ボディ・ローター素材)ATD搭載
17ワールドスピン4700円265gDS4(ボディ・ローター素材)
16ジョイナス3000円260gDS4(ボディ・ローター素材)

比較表を作ると、いかに23レガリスの性能が突出しているのかが解る。

実際に巻き心地とドラグを確認

まず、結論から言うと、巻き心地とドラグ性能については、現在購入した中華リールよりも良い。
さすがに3,000円前後のクラスではそれほどでもなかったが、5,000円前後の機種では巻き心地・ドラグ性能ともに中華のLINGXIを上回っていた。これは予想外の結果だった。

シマノ・ダイワ共に上位機種を多数展開しており、同じ金型や切削機械を使用している関係で、全体的な精度・滑らかさが底上げされている。
※上位機種はさらに管理基準と仕上げ精度が高く、より滑らかな回転フィールを実現している。

中華リールの優位性と国産リールの優位性

中華リールと比較すると、一番の違いはリールの重量。

国産リールのヒエラルキーとして、リールの重量と価格が比例する形で軽量化が進む傾向にある。
一方中華リールは、リール重量が価格に比例しておらず、低価格にも関わらず軽量化性能がかなり高い。
また低価格で高剛性なカーボン素材のボディのモデルもある。

国産リールでは巻き心地とドラグ性能で優位、中華リールはリール重量で優位

まとめ

まず初めに、国産の低価格帯のリールについて過小評価していた。

国産リールでは中価格帯~高価格帯のリールをメインで購入してきたこともあり、低価格帯は性能が悪いリールと思っていたが、まったくそんな事は無い。
巻き心地、ドラグ性能については十分と言うか、中価格帯とほとんど変わらない。
一方、リールの重量に関しては明らかに重い為、釣りの疲労に直結する。

中華リールは、リールの重量に全振りしているモデルが多く、国産では高価格帯レベルの重量が低価格で手に入る。
軽量なリールは釣りの疲労に直結する。巻き心地とドラグ性能は国産に比べて明らかに悪い。
また、軽量過ぎるリールは、ロッドとのバランスが崩れ、先重りが発生する。

それぞれの最適な場合を考えると以下。
・軽量なロッドに合わせる軽量リールを安く手に入れるのは、中華リールが最適。
・巻きを多用しないバスのライトリグの釣りでも中華リールが最適。
・常に巻く事が必要な場合は国産の低価格帯リールもあり。
・シーバスや青物の様な巻き主体で、リールの剛性が必要な釣りには国産リールが最適。
・重量のあるロッドに合わせるには、国産の低価格帯リールが最適。
・餌釣りやサビキの様な釣りにはどちらも最適。

ちなみに国産では23レガリスと言う、低価格ながらもリール重量も軽く、ボディ素材もカーボン素材と言うリールが9000円前後で手に入る。

中華リールを選ぶなら、軽量なカーボンボディのモデルが最適か?
また、超軽量リールもあり。

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