ブランクスの外径調査と、それに合わせたパーツ選定

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ブランクスの調査

第一に、購入を決めたブランクスに対して、記載情報からパーツ選定に必要な情報を集めます。
今回は、実際にロッドビルドを行うSUZUKI BLANKSを例に取り、説明していきます。
今回購入したブランクスは、RXF-16LB-802で、ブランクスの詳細情報が載っているページが以下
SUZUKI Blanks(スズキブランクス)| 株式会社リチャーズ (turizao.com)

ここで取得しないといけない情報として、ブランクスのトップの外径、ブランクスのボトムの外径の2種類の情報を取得します。
トップの外径は、トップガイドを購入する時の内径の値、ボトムの外径はリアグリップ、リールシート関連の内径の参考値に使います。

メーカーによって表記はマチマチですが、今回のケースでは、Tip Diameterがトップの外径で、Butt Diameterがボトムの外径です。
今回購入したブランクスは一番下のRXF-16LB-802なので、トップ外径が2.2mm、ボトム外径が11.3mm。
これを元に購入するパーツを選定していきます。

パーツ選定方法

トップガイド

トップガイドは、単純にトップガイドのパイプ内径 > トップ外径となるようなパーツを選定します。
画像左で囲んでいるエリアに、トップガイドのリング径と、パイプの内径が書かれているので、これを見て選びます。
トップガイドのパイプ内径=トップ外径の場合、現物合わせで合わない時があるので注意してください。

今回購入したのは、T-KGTT5.5 – 2.2。
ブランクスを取り寄せた際に、実際のブランクスとトップガイドの現物合わせをしてもらって、ちゃんとはまるのを確認できたので、径がぴったりのガイドを購入しました。
通常はブランクスが手元になければ同じやり方はできないので、少し大きめを買うか、同じ径である場合は、ブランクスを少しヤスリで削って合わせるやり方があります。
ヤスリで削るのは、塗装部分のみ削るぐらいなら大丈夫ですが、ブランクスまで削ると破損リスクが高まるのでお勧めはしません。

リールシート回りのパーツ

まず、確認すべきが、ブランクスをカーボンパイプで延長するか、ブランクスルーでグリップ回りを作るか?です。
カーボンパイプで延長する場合は、カーボンパイプの内径とブランクスのボトムの外径を気にします。
ブランクスルーで作る場合は、ボトムの外径がエンドキャップの位置に来るので、それ以前の場所はボトム外径よりも外径が少し小さいので、ボトム外径に合わせた内径のパーツを使います。

今回は、カーボンパイプで延長する方式で作るで、ボトム外径に合わせたカーボンパイプをチョイスします。

一般的に売られているカーボンパイプは、内径13mm~7mmと1mm刻みで売っています。
今回のブランクスのボトム外径が11.3mmで、普通に考えると内径13mmを使用しますが、外径と内径の差0.3mmなので、ブランクスを削る前提で内径11mmのカーボンパイプを使用します。

カーボンパイプの厚みは1mmなので、内径11mmのカーボンパイプの場合、外径は13mmとなります。

リールシート回りの外径が決まったら、ここからパーツ選定です。

リールシート回りは、単純にパーツの内径 > リールシート回りの外径です。
トップガイドとは違い、ここでは、内径の誤差に対して多少の融通は利きます。

内径を気にしなければいけないパーツは、リールシート、フロントグリップ、リアグリップ、ワインディングチェックと様々です。
カーボンパイプの場合は、基本的にテーパーは付いていないので、外径のみを気にすればOKです。
ブランクスルーの場合は、テーパーが付いているので、多少小ささ目を購入する必要がありますが、これは現物で合わせるしかないので難しいです。

リールシートは、付けるシートによって内径がマチマチですが、参考に上記画像のTVSでは、内径が14.0mmとなるので、外径13mmのカーボンパイプだと1mm内径に余裕があるので装着が可能です。
内径の隙間1mmについてはテサテープをカーボンパイプに巻いて嵩上げするので、これで内径をきっちり合わせます。
パーツの選定では、テサテープを使う場合は、極力1mmの誤差範囲に収まるように選定しましょう。
これ以上内径に誤差がある場合は、個別にアーバーを使用して嵩上げする必要があります。
ちなみに内径を1mm以内に合わせる場合、カーボンパイプを使い必要な部分を切断して外径を合わせる方法もあります。カーボンパイプは1mm刻みで売っているので、うまく使えばアーバーの代わりになります。
ちなみにアーバーはこんな感じ。
ウレタンのアーバーは削りやすいのでお勧め。

グリップ回りは、以下の情報が出てたりするので、内径を気にしてパーツを選定します。

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