SUZUKI BLANKSのロッドビルド⑤

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ブランクス
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デカールのコーティング以外の工程が完了し、ロッドとして完成したので、その紹介。

スペック回り

使用ブランクス:RXF-16LB-802
ロッド長:9.2フィート (ブランクス延長)
重量:190.5g
ガイドセッティング:ストローガイドセッティング
ガイド:すべてトルザイト

スペック回りは上記で、重量は予想通りの190g。
スペック上は結構重いが、テストで2日ほど使ってみた感じ、あまり重さを感じない。
ガイドの小ささと、トルザイトガイドのおかげで先重りはあまり無い状態。
その為、バランサーは無しでビルド。

ロッドの特色

①スピニング・ベイト両対応ロッド

まあ、普通はあり得ないのですが、当初の構想からストローガイドセッティングのバットガイドの低さから、ベイトでも使用できるのでは無いか?の疑問が湧いており、それで今回作ってみました。
当初は、バットジョイントでスピニング用のグリップと、ベイト用のグリップを2つ作る予定でしたが、Ali Expressで、シマノのXシートのパクりが手に入ったので、グリップは1つで済みました。

スピニングモード
ベイトモード
ベイト状態でのラインの角度

基本的にスピニングで使用しますが、バス用のヘビキャロ用ロッドとしても使う予定で、試し投げでも普通に使用可能でした。
ガイドフットが少し高いので、完全なロープロリールよりは、少し古めのベイトリールがマッチしそうな感じ。
スピニングは、シマノの3000番を基準にセッティングしている為、この番手専用のロッドです。
ガイドフットが低い事による、早巻き時の振動に関しては、無くは無いが、気にならないレベル。
それより、アルテグラの抵抗が掛かった時の巻き心地が若干悪く、コツコツと言う音が気になります。

②ストローガイドセッティング

今回の目玉で、スピニング・ベイト両対応が可能なセッティングを施しました。
ストローガイドセッティングはPE前提ですが、それはスピニングでの話で、ベイトではモノフィラメントラインが使用できます。

スパインの位置ですが、通常では、スパインの位置が逆になる為、微妙となりそうですが、ベイトのキャスティングはブランクスが横になる為、キャスト時にスパインの位置は関係なくなります。
魚を掛けた時はスパインが影響を受けますが、基本的に海のターゲットが前提での強度で、ベイトではバスを狙う為、ブランクスの強さは弱くてもOKなので、問題なし。

2日間、スピニングモードでキャストを繰り返しましたが、ライントラブルは0でした。
ストローガイドセッティングはライントラブルも少ないらしいので、その恩恵が出ているかもしれません。

③オールトルザイトガイド

調子に乗ってオールトルザイトガイドにしてあります。
トルザイトガイドは通常のSICガイドと違い、ガイドのリング径は同じでも、内径はかなり大きくなっている為、糸抜けは良好で、ベイトモードでのモノフィラメントラインに対応します。
スピニングでの使用でもバットガイド以降が一直線にラインが放出されていた為、使用に問題が出ていません。

使用感

ブランクス自体の特性は、中弾性の東レカーボンが使用されているらしく、柔らかめでキャスト時に溜めが必要な感じでよく飛びます。
飛距離は、明らかに他のロッドより飛びます。
ガイドリングのサイズが小さいですが、大きいガイドリングは不要だと痛感しました。
ストローガイドセッティングはかなり良いです。
空気抵抗の少ないルアーは明らかに飛距離が出るので、海用でロッドビルドを行う場合は、ストローガイドセッティングが一番良いかもしれません。
(海用のルアーは飛距離優先で空気抵抗の少ないルアーが多い)

ガイドのサイズが小さく、ガイドの重量が軽い事で、先重りはあまり感じないです。
ロングロッドとブランクスの重量が重かったので、若干心配でしたが、使用した感じは全く問題なし。

感度は若干悪い感じがします。
最近の市販ロッドは4軸補強がされているのが多いので、それに比べると感度は明らかに悪いと思います。
底物には向かず、ファーストムービング系のルアーには向いています。

まだ魚を掛けていないので、ファイト時にどうなるかは不明ですが、良く曲がる特性上、バラシは少ないはずです。
ロッドのキャストウェィトの上限は21gですが、40gのジグも普通にキャスト可能で、7g~30gぐらいが一番投げやすい感じ。

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