ロッドブランクスの素材として有名なのが、東レの**TORAYCA(トレカ)**です。
釣具メーカーの説明でも、
「東レ製カーボン使用」
「TORAYCA T1100G採用」
「高弾性カーボン使用」
といった表記をよく見かけます。
そのため、ロッドに詳しくなってくると、「ロッド用カーボンシート=東レなのか?」
「TORAYCA以外のカーボンシートはないのか?」
「東レ以外だと性能が落ちるのか?」
という疑問が出てきます。
結論から言うと、ロッドブランクスに使われるカーボンシートはTORAYCAだけではありません。
東レ以外にも、三菱ケミカル、帝人、Hexcel、SGL Carbon、Formosa、日本グラファイトファイバーなど、カーボン繊維やプリプレグを扱う有力メーカーは複数存在します。
ただし、釣具メーカーが素材メーカー名まで公開することは少ないため、ユーザー側から見ると東レだけが目立っているというのが実態に近いです。
カーボンシートとは何か
釣り人がよく言う「カーボンシート」は、素材業界では主にプリプレグと呼ばれます。
プリプレグとは、簡単に言えば、カーボン繊維に樹脂を含浸させたシート状・テープ状の中間材料です。
ロッドブランクスは、カーボン繊維そのものをそのまま棒状にしているわけではありません。
カーボン繊維に樹脂を含ませたプリプレグを、マンドレルと呼ばれる芯金に巻き付け、熱を加えて硬化させることでブランクスになります。
つまり、ロッドの素材を見るときは、
- カーボン繊維のメーカー
- カーボン繊維のグレード
- 樹脂の種類
- プリプレグの厚み
- 繊維方向
- PAN系かピッチ系か
といった要素が関係します。そのため、単純に「東レか、それ以外か」だけで性能を判断するのはかなり乱暴です。
TORAYCAが有名な理由
まず、東レのTORAYCAが有名なのは間違いありません。
東レは世界的なカーボン繊維メーカーであり、釣竿、ゴルフシャフト、自転車、航空機、自動車、産業用途など、幅広い分野にカーボン素材を供給しています。
ロッドでよく見る名前としては、
- TORAYCA
- T1100G
- T800
- T700
- M40J
- M46J
などがあります。特にT1100Gは、高強度カーボンとしてロッドの広告でもよく使われます。
「T1100G使用」と書かれていると、それだけで高級感があります。
このブランド力が非常に強いです。
東レ材の特徴をユーザー目線で言うと、以下のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 知名度 | 釣具業界では非常に高い |
| 代表素材 | TORAYCA、T1100G、T800、T700、M40Jなど |
| イメージ | 高強度、高弾性、高級ロッド向け |
| 強み | 宣伝文句としてユーザーに伝わりやすい |
| 注意点 | TORAYCA使用=ブランク全体がTORAYCAだけで作られている、ではない |
ここで注意したいのは、T1100G使用と書かれていても、ブランクス全体がT1100Gだけで作られているとは限らないという点です。
多くの場合、高級素材はブランクの一部に使われます。
ティップ、ベリー、バット、補強層などで求められる性能が違うため、複数のカーボンシートを組み合わせるのが普通です。
そのため、TORAYCAは優秀な素材ですが、TORAYCAの名前だけでロッド全体の性能が決まるわけではありません。
三菱ケミカル系のカーボンシート
東レ以外でまず注目したいのが、三菱ケミカル系のカーボン素材です。
代表的なブランドとしては、
- PYROFIL
- DIALEAD
- MR70
などがあります。
三菱ケミカルは、カーボン繊維の分野では非常に有力なメーカーです。
特にゴルフシャフトの世界では、三菱ケミカルの存在感は非常に大きいです。
ゴルフシャフトとロッドブランクスは、どちらも軽量性、反発、しなり、復元力、強度が重要になるため、技術的にはかなり近い領域です。
三菱ケミカル系の特徴は、PAN系カーボンとピッチ系カーボンの両方を持っていることです。
一般的なロッドブランクスの主材料にはPAN系カーボンが使われることが多いですが、超高弾性材や特殊補強材としてピッチ系カーボンが使われることもあります。
三菱ケミカル系の素材をユーザー目線で見ると、こうなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 代表素材 | PYROFIL、DIALEAD、MR70など |
| 系統 | PAN系、ピッチ系の両方 |
| 強み | 高強度材から超高弾性材まで幅が広い |
| 印象 | 東レ以外の有力候補 |
| ロッド的な見方 | 高性能ブランクスにも十分使われ得る素材メーカー |
東レが目立ちすぎているだけで、三菱ケミカル系もカーボン素材メーカーとしてはかなり強いです。
特に、ロッドでは「軽いけど折れにくい」「シャープだけど粘る」というバランスが求められるため、高強度材と高弾性材の使い分けが重要になります。
その意味で、三菱ケミカル系はかなりロッド向きの素材を持っているメーカーだと考えられます。
帝人/東邦テナックス系のTenax
帝人系では、Tenaxというカーボン素材ブランドがあります。
帝人、旧東邦テナックス系のカーボン素材で、航空機、産業用途、スポーツ用品など幅広い分野で使われています。
Tenaxは釣具メーカーの広告では東レほど名前を見かけませんが、素材メーカーとしては非常に有力です。
ロッドに関係しそうな見方をすると、以下のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 代表素材 | Tenax |
| 系統 | PAN系カーボンが中心 |
| 強み | 航空機・スポーツ用品向けの実績 |
| 印象 | 高性能カーボン素材メーカー |
| ロッド的な見方 | 高級スポーツ用品向け素材として有力 |
Tenax系の特徴は、航空機やスポーツ用途など、軽量・高強度が求められる分野に強いことです。
ロッドブランクスも、軽量でありながら曲げや衝撃に耐える必要があります。
そのため、帝人系のTenaxも、TORAYCA以外の有力なカーボンシート候補として考えられます。
ただし、実際にどのロッドにTenax系素材が使われているかは、メーカーが公開していなければ分かりません。
HexcelとIM6・IM7・IM8表記
海外ロッドでよく見るのが、
- IM6
- IM7
- IM8
- IM9
- IM10
といった表記です。
このIM表記は、もともとHexcelのカーボン繊維グレードと関係が深い表記です。
Hexcelはアメリカ系の複合材料メーカーで、航空宇宙、産業、スポーツ用品向けにカーボン繊維やプリプレグを展開しています。
ロッドの世界では、特に海外製ロッドで「IM6カーボン」「IM8カーボン」といった表記をよく見ます。
ユーザー目線で整理すると、こうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 代表素材 | HexTow、HexPly、IM6、IM7、IM8など |
| 系統 | PAN系カーボン |
| 強み | 海外ロッドのIM表記と関係が深い |
| 印象 | 海外ロッド素材表記の定番 |
| 注意点 | 現在の安価なIM表記が正式なHexcel材とは限らない |
ここは少し注意が必要です。
本来のIM6、IM7、IM8は、Hexcel系のカーボン繊維グレードとして理解できます。
しかし、現在の安価な海外ロッドに書かれている「IM6」「IM8」が、必ずしもHexcel製の正式な素材を意味しているとは限りません。
場合によっては、単に、
「中弾性カーボン」
「高弾性っぽいカーボン」
「グレードが高そうに見える表記」
として使われている可能性もあります。
つまり、海外ロッドのIM表記は参考になりますが、絶対視はできません。
ただし、東レ以外のカーボン素材文化として、Hexcel系のIM表記はかなり重要です。
日本ではTORAYCA表記が強く、海外ではIM表記が強い。
この違いは覚えておくと、海外ロッドや海外ブランクスを見るときに役立ちます。
SGL Carbon系のプリプレグ
SGL Carbonは、ドイツ系の大手カーボン素材メーカーです。
代表的な素材ブランドとしては、
- SIGRAFIL
- SIGRAPREG
- SIGRATEX
などがあります。
SGL Carbonは、カーボン繊維だけでなく、プリプレグ、織物、ノンクリンプ材など、複合材料向けの中間材料を幅広く展開しています。
ユーザー目線で見ると、以下のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 代表素材 | SIGRAFIL、SIGRAPREG、SIGRATEXなど |
| 系統 | PAN系カーボン、プリプレグ、織物系材料 |
| 強み | 欧州系の複合材料メーカー |
| 印象 | 産業・スポーツ用品向けの高性能素材 |
| ロッド的な見方 | 東レ・三菱・帝人とは別系統の候補 |
SGL Carbonは、日本の釣具広告ではあまり名前を見かけません。
しかし、カーボン素材メーカーとしては有力です。
特に、プリプレグや織物材、ノンクリンプ材のような中間材料を扱っているため、ロッドの補強材や特殊な積層材料として見ると面白い存在です。
ロッドユーザーからすると知名度は低いですが、世界的なカーボン素材メーカーとしては無視できない存在です。
FormosaのTairyfil
台湾系のカーボン素材としては、Formosa Plastics系のTairyfilがあります。
Formosaは台湾の大手化学メーカーで、TairyfilというPAN系カーボン繊維を展開しています。
中国・台湾系のブランクスやOEMロッドを見る場合、このようなアジア系素材メーカーも候補に入ってきます。
ユーザー目線ではこうなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 代表素材 | Tairyfil |
| 系統 | PAN系カーボン |
| 強み | 台湾・アジア系のカーボン素材 |
| 印象 | 中国・台湾系ブランクスで使われる可能性 |
| ロッド的な見方 | 低価格〜中価格帯ブランクスの素材候補 |
最近は、中国系・台湾系のロッドやブランクスでも非常に軽いものがあります。
そのすべてが東レ材とは限りません。
東レ材を使っているものもあるでしょうが、Formosaのようなアジア系素材メーカーのカーボンが使われている可能性もあります。
ここで重要なのは、東レではないから低品質とは言えないということです。
素材メーカー名が書かれていないからといって、すぐに粗悪品と決めつけるのは早いです。
もちろん、安価なロッドでは素材表記が曖昧なことも多いため、過信は禁物です。
しかし、東レ以外にもカーボン素材メーカーは存在するため、「東レ表記がない=ダメ」と判断するのは間違いです。
日本グラファイトファイバーのGRANOC
少し特殊な存在として、日本グラファイトファイバーのGRANOCがあります。
GRANOCは、一般的なPAN系カーボンではなく、ピッチ系カーボンです。
カーボン繊維には大きく分けて、
- PAN系カーボン
- ピッチ系カーボン
があります。
ロッドの主材料として一般的なのはPAN系です。
東レTORAYCA、三菱PYROFIL、帝人Tenax、Hexcel HexTow、Formosa Tairyfilなどは、基本的にPAN系として考えてよいです。
一方で、ピッチ系カーボンは、超高弾性率や熱伝導性に特徴があります。
GRANOCをユーザー目線で見ると、以下のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 代表素材 | GRANOC |
| 系統 | ピッチ系カーボン |
| 強み | 超高弾性率、熱伝導性 |
| 印象 | 特殊・高弾性系素材 |
| ロッド的な見方 | 主材料というより補強材・高弾性化素材として見る方が自然 |
ロッドブランクス全体をピッチ系カーボンで作るというより、部分的な高弾性補強や特殊な剛性コントロールに使う素材として考えた方が自然です。
このような素材があることを知っておくと、「カーボン」と一口に言っても、かなり幅があることが分かります。
メーカーごとの違いはどこに出るのか
では、東レ、三菱、帝人、Hexcel、SGL、Formosaなどの違いは、具体的にどこに出るのでしょうか。
大きく分けると、以下のような違いがあります。
1. PAN系かピッチ系か
まず大きいのが、カーボン繊維の系統です。
| 系統 | 特徴 | ロッド的な印象 |
|---|---|---|
| PAN系 | 強度・弾性率・扱いやすさのバランスが良い | ロッドの主材料向き |
| ピッチ系 | 超高弾性率・熱伝導性に優れる | 高弾性補強・特殊用途向き |
一般的なロッドブランクスでは、PAN系カーボンが中心です。
一方で、ピッチ系カーボンは超高弾性材として面白いですが、ロッド全体の主材料というより、特殊な補強や高弾性化に使う素材という印象が強いです。
2. 弾性率の違い
ロッドの広告ではよく、
- 24t
- 30t
- 40t
- 46t
- 60t
といった表記が出てきます。これは主に弾性率の目安として使われます。
弾性率が高い素材ほど、軽く、シャープで、反発の速いロッドを作りやすくなります。
ただし、高弾性材は万能ではありません。高弾性になるほど、衝撃や潰れに対してシビアになる傾向があります。
つまり、ロッドにおいては、「高弾性=高性能」ではなく、「用途に合った弾性率を使っているか」が重要です。
3. 強度の違い
カーボン素材では、弾性率だけでなく強度も重要です。
高弾性だけど脆い素材より、少し弾性率を落としても強度が高い素材の方が、実釣では扱いやすいことがあります。
特にロッドは、曲げ、ねじれ、衝撃、潰れなど、いろいろな負荷を受けます。
そのため、素材メーカーごとの違いは、
- どれだけ高弾性か
- どれだけ高強度か
- 高弾性と高強度をどこまで両立しているか
に出ます。
T1100Gのような素材が評価されるのは、単に弾性率が高いからではなく、強度面でも優秀だからです。
4. 樹脂の違い
カーボンシートを考えるうえで、見落とされがちなのが樹脂です。
プリプレグは、カーボン繊維だけではありません。
カーボン繊維に樹脂を含浸させたものです。
そのため、同じカーボン繊維を使っていても、樹脂が違えば性格が変わります。
樹脂の違いは、
- 粘り
- 衝撃耐性
- 圧縮強度
- 復元力
- 軽量化
- 焼成後の安定性
などに影響します。
ロッドの広告では繊維名ばかりが目立ちますが、実際には樹脂込みのプリプレグとしての性能が重要です。
つまり、ユーザー目線ではこう考えた方がよいです。
カーボンシートの性能は、カーボン繊維の名前だけでは決まらない。
樹脂まで含めたプリプレグとして見る必要がある。
5. シートの厚み・目付の違い
同じメーカーのカーボンでも、シートの厚みや目付が違えば性格は変わります。
薄いプリプレグは、軽量化や細身化に向きます。
一方で、目付の重いプリプレグは、強度や張りを出しやすくなります。
ロッドブランクスでは、薄いシートを何層も重ねることで細かく設計することもあります。
このあたりはユーザーが直接選べる部分ではありませんが、メーカーごとの素材技術の差が出る部分です。
6. UD材・織物材・ノンクリンプ材の違い
カーボンシートといっても、形態はいろいろあります。
代表的には、
- UD材
- 織物材
- ノンクリンプ材
- クロス材
- テープ材
などがあります。
UD材は、繊維が一方向にそろった材料です。
ロッドブランクスの基本材料としてよく使われます。
織物材は、縦横に繊維を織った材料です。
ねじれや潰れへの補強に使いやすいです。
ノンクリンプ材は、繊維のうねりを抑えた材料で、繊維の性能を引き出しやすい特徴があります。
このように、カーボンシートはメーカー名だけでなく、材料の形態によっても性格が変わります。
TORAYCA以外だから低品質とは限らない
ここが今回の一番重要なポイントです。
ロッドの広告ではTORAYCAが非常に目立ちます。
そのため、どうしても「東レ材=良い」「東レ以外=劣る」という印象を持ちやすいです。
しかし、それは単純化しすぎです。
東レは間違いなく有力なカーボン素材メーカーです。
TORAYCAのブランド力も非常に強いです。
しかし、東レ以外にも、三菱ケミカル、帝人、Hexcel、SGL Carbon、Formosa、日本グラファイトファイバーなど、有力な素材メーカーは存在します。
特に海外ロッドやOEMブランクスでは、東レ以外の素材が使われている可能性も普通にあります。
問題は、釣具メーカーが素材の詳細を公開しないことが多いことです。
そのため、ユーザー側からは、
- 東レ材と書いてあるロッド
- 素材メーカー名が書かれていないロッド
という見え方になりがちです。しかし、素材メーカー名が書かれていないからといって、必ずしも低品質とは限りません。逆に、TORAYCAと書かれていても、使われているのが一部だけである可能性もあります。
ユーザーはどう見ればよいのか
ユーザーがロッドを見るときは、以下のように考えると分かりやすいです。
TORAYCA表記があるロッド
TORAYCA表記があるロッドは、素材訴求としては分かりやすいです。
特にT1100G、T800、M40Jなど具体的なグレードが書かれている場合は、メーカーが素材をアピールポイントにしていると考えられます。
ただし、ブランク全体がその素材だけで作られているとは限りません。
見るべきポイントは、
- どの素材名が書かれているか
- どの部分に使っていると説明されているか
- 高強度材なのか、高弾性材なのか
- 単なる高級感の演出になっていないか
です。
IM6・IM8表記の海外ロッド
海外ロッドでIM6、IM7、IM8などと書かれている場合は、Hexcel系のIMグレードに由来する表記として理解できます。
ただし、現在ではマーケティング用語として使われているケースもあります。
そのため、IM8と書いてあるから必ず高性能、とは考えない方がよいです。
特に低価格ロッドの場合は、正式な素材グレードというより、カーボンのランク感を表す表記になっている可能性があります。
素材メーカー名がないロッド
素材メーカー名が書かれていないロッドも多いです。
この場合、東レ材ではない可能性もありますし、東レ材を使っていてもあえて書いていない可能性もあります。
また、三菱、帝人、Formosaなど、他社素材を使っている可能性もあります。
そのため、素材メーカー名がないからといって、すぐに悪いロッドとは言えません。
ただし、あまりにも安価で、素材表記も曖昧で、重量やスペックにも違和感がある場合は、宣伝文句をそのまま信じすぎない方がよいです。
まとめ
ロッドブランクスに使われるカーボンシートは、東レのTORAYCAだけではありません。
東レ以外にも、以下のような有力メーカーがあります。
| メーカー | 代表素材・ブランド | 特徴 |
|---|---|---|
| 東レ | TORAYCA、T1100G、T800、M40J | 釣具業界で最も知名度が高い |
| 三菱ケミカル | PYROFIL、DIALEAD、MR70 | PAN系・ピッチ系の両方を持つ有力メーカー |
| 帝人/東邦テナックス | Tenax | 航空機・スポーツ用途に強い |
| Hexcel | HexTow、HexPly、IM6、IM8など | 海外ロッドのIM表記と関係が深い |
| SGL Carbon | SIGRAFIL、SIGRAPREG | 欧州系の複合材料メーカー |
| Formosa | Tairyfil | 台湾・アジア系のPAN系カーボン |
| 日本グラファイトファイバー | GRANOC | ピッチ系高弾性カーボン |
TORAYCAは確かに優秀で、ブランド力も強いです。
しかし、TORAYCA以外のカーボンシートが存在しないわけではありません。
また、東レ以外だから低品質とも言えません。
カーボンシートの違いは、
- PAN系かピッチ系か
- 弾性率
- 強度
- 樹脂システム
- シートの厚み
- 目付
- UD材か織物材か
- プリプレグとしての完成度
に出ます。
釣り人から見ると、ロッドの素材表記は分かりにくい部分が多いです。しかし、少なくとも、
ロッド用カーボンシートは東レTORAYCAだけではない。
東レ以外にも有力なカーボン素材メーカーは存在する。
TORAYCA表記は強いアピールポイントだが、それだけでロッドの優劣が決まるわけではない。
この理解を持っておくと、ロッドやブランクスの宣伝文句を少し冷静に見ることができます。

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