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【ブランクス】NFCのマグバス3パワーのブランクス

ブランクス

NFCマグバス3パワーをHM・IM・SMで比較|弾性率で何が変わるのか

なんだかんだ言って、NFCマグバスの3パワーがHM、IM、SMと揃いました。
所有しているブランクスは以下の3本です。

  • MB663-1 HM
  • MB703-1 IM
  • MB663-1 SM

この中でMB703-1 IMだけが7ftで、パワー表記もMになっています。

完全な同一条件での素材比較ではありませんが、3本とも実際にロッドとして組んで使っているため、それぞれの使用感を比較してみます。

3本のスペック

3本のスペックは以下の通りです。

ブランクス素材アクションパワーラインルアー重量
MB663-1HMFASTMedium Light4-10lb1/8-3/8oz52g
MB703-1IMFASTMedium8-17lb1/4-5/8oz42g
MB663-1
※参考
IMFASTMedium Light4-10lb1/8-3/8oz57g
MB663-1SMFASTMedium Light4-10lb1/8-3/8oz64g

MB703-1 IMだけパワーがMとなっており、扱えるラインとルアー重量も大きくなっています。

面白いのがブランクス重量です。最も長く、パワーも強いMB703-1 IMが42gで、今回所有している3本の中では一番軽くなっています。

ただし、MB703-1は長さ、パワー、フレックスプロファイルが違うため、素材による重量差を見る比較には使えません。

そこで参考として、同じMB663-1のIMも表に追加しました。

同じMB663-1で比較すると、HMが52g、IMが57g、SMが64gです。SMはHMより12g、IMより7g重くなっています。

素材による違いとして最も明確に表れているのは、使用感よりもブランクス重量かもしれません。

比較条件は揃っていない

今回の3本は、ブランクスだけでなくガイドセッティングも違います。

MB663-1 HMは、ベイトフィネス用としてチタンのセミマイクロガイドで組んでいます。
MB703-1 IMは、大きめのガイドを少なめに配置し、ティップ側を柔らかく使うライトプラッキング用です。
MB663-1 SMは、巻物用のだるいロッドを狙い、ステンレスガイドを7個だけ載せています。

そのため、完成したロッドの違いをすべてHM、IM、SMの素材差として扱う事はできません。
ただ、それぞれ別の目的で組んで使ってきたため、実際にどのような釣りに向いたのかは分かっています。

MB663-1 HM

MB663-1 HMは、高感度なベイトフィネスロッドを狙って作りました。

完成したロッドは、ベイトフィネスロッドというより、少し硬めのミディアムライトという印象です。高弾性ブランクスとチタンのセミマイクロガイドによって、3本の中では最もシャープなロッドになっています。

ライトテキサスとの相性は良く、ルドラ程度のハードプラグまで不安なくフルキャストできます。

一方、シャッドのような軽量プラグではキャストが決まりにくく感じました。ティップ側のガイドをもう少し大きくすれば、ライトプラッキングにも使いやすくなると思います。

HMだから曲がらない訳でもありません。魚を掛けるとベリーからバットまで曲がります。

ベイトフィネス用として作りましたが、実際にはライトテキサスや通常サイズのプラグまで扱える、少し強めのミディアムライトになりました。

MB703-1 IM

MB703-1 IMは、ライト級のバーサタイルロッドとして作りました。

同じ3パワーでも、MB663-1 HMよりティップ側が柔らかく感じます。大きめのガイドを少なめに配置している事もあり、キャスト時にルアーの重量を乗せやすいです。

ソウルシャッド程度からルドラまでのハードプラグに使えます。ライトテキサスにも使えますが、プラグとの相性が良いため、実際にはハードルアーばかり使っています。

7ftの長さがあるため飛距離も出ます。

3本の中では、このロッドが最もキャストしやすく、使っていて気持ちが良いです。

ただし、この使用感がIM素材だけによるものとは言えません。MB703-1の長さ、パワー、フレックスプロファイル、ガイドセッティングまで含めた結果です。

MB663-1 SM

MB663-1 SMは、巻物用のだるいロッドを狙って作りました。

ガイドはステンレスフレームで、トップガイドを含めて7個です。ガイド数を少なくしたため、ティップ側にはあまりパワーがありません。

色々なルアーを使った結果、最も向いていたのはトップウォーターのドッグウォークでした。

ポッパーを動かしても動きすぎず、それでいて必要なアクションは出せます。

クランクなどの巻物は、普通の使用感です。他のロッドと比較して、特別に巻物へ向いていると感じるほどではありませんでした。

ミノーのジャーキングでは、ティップ側のパワーが足りず、アクションのキレがありません。ただし、ルアーを動かしすぎたくない場面では、この性格が使えると思います。

キャストでは若干のパワー不足を感じますが、飛距離に不満が出るほどではありません。

バットパワーは十分にあります。ハートテールのスローリトリーブで釣った際も、ベリーからバットで5/0フックを問題なくフッキングできました。感度も普通にあります。

SMの特徴は、低弾性でだるいという事ではありません。

他のシリーズのIMも何本か使いましたが、通常の使用感はIMとそれほど変わらないというのが正直な感想です。

あえて明確な違いを挙げるなら、ブランクス重量です。同じMB663-1で比較すると、SMはHMより12g、IMより7g重くなっています。

HMほどシャープではないものの、使用時には違和感がなく、ルアーへ余計な力を伝えにくいブランクスです。

HM・IM・SMで明確な三段階には分かれない

実際に3本を使った結果、HM、IM、SMが分かりやすく三段階に分かれるとは感じませんでした。

HMは3本の中で最もシャープです。ただし、ベイトフィネス用としては軽量プラグのキャストが決まりにくく、普通のミディアムライトに近いロッドになりました。

MB703-1 IMはティップ側が柔らかく、キャストしやすいです。ただし、663とはモデル自体が違います。

SMは、低弾性という言葉から想像するほど、だるくも使いにくくもありません。通常の使用感はIMと大きく変わらず、最も分かりやすい差は重量でした。

SMでジャーキングのキレが足りず、トップウォーターが使いやすかった事については、素材だけでなく、ステンレスガイドを7個にした影響もあります。

そのため、今回の3本から弾性率だけの違いを明確に切り分ける事はできません。

むしろ実際に使った感想では、素材の弾性率よりも、モデル、長さ、フレックスプロファイル、ガイドセッティングの違いの方が分かりやすく出ています。

フレックスプロファイル

現在、MB663-1 SMのフレックスプロファイルは掲載されていません。

ただ、MB663シリーズはHMとIMで共通した形に見えるため、SMもおそらく同じではないかと思います。

MB663シリーズはFAST表記ですが、実際にはレギュラーテーパー寄りです。ティップだけで曲がるのではなく、魚を掛けるとベリーからバットまで入ります。

一方、MB703シリーズは663シリーズよりバット部分が残る形になっています。

MB703-1 IMが、MB663-1 HMよりティップ側が柔らかいのに、パワー表記はMになっているのも、このフレックスプロファイルの違いが関係していると思います。

NFCマグバス3パワーは巻物向き

HM、IM、SMを使って共通して感じるのは、NFCマグバスの3パワーが巻物へ使いやすい強さとテーパーだという事です。

MB663シリーズはベリーまでよく曲がり、レギュラーテーパー寄りの使用感があります。

MB703シリーズは663よりバット部分が残りますが、ティップ側は素直に入り、プラグの重量を乗せてキャストしやすいです。

素材がHM、IM、SMのどれであっても、プラグを投げて巻く釣りとの相性は良いと思います。

一方、ベイトフィネス用として見ると、3パワーではベリーの硬さが足りません。

MB663-1 HMはベイトフィネス用として作りましたが、ティップが硬くシャープな割に、ベリーまでよく曲がります。

そのため、軽量ルアーを細かく操作して掛けるBFSロッドというより、ライトテキサスやプラグまで使えるミディアムライトになりました。

軽量ルアーが扱えない訳ではありません。

ただ、NFCマグバス3パワーの良さが最も出るのは、ベイトフィネスよりも、プラグを投げて巻く釣りだと思います。

まとめ

NFCマグバスのHM、IM、SMを比較しましたが、弾性率によって使用感が明確に三段階へ分かれるとは感じませんでした。

特にSMは、低弾性という言葉から想像するようなだるさはありません。通常の使用ではIMとそれほど変わらず、最も明確な違いはブランクス重量でした。

HMのシャープさ、MB703-1 IMのキャストしやすさ、SMのルアーを動かしすぎない使用感には違いがあります。ただし、モデルやガイドセッティングも違うため、すべてを素材差とは言えません。

それよりも3本に共通して感じたのは、NFCマグバス3パワーが巻物へ使いやすい強さとテーパーを持っている事です。

BFS用としてはベリーの硬さが足りませんが、プラグを投げて巻くロッドとしては、素材が変わってもマグバス3パワーの基本的な性格は共通しています。

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