中華リール

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中華リールとは?AliExpressで手に入る中国メーカー製リールの実力

国内でリールを選ぶ場合、多くの人はシマノ・ダイワを中心に考えます。
もちろん国産リールの完成度は高く、巻き心地、ブレーキ性能、耐久性、部品供給の面で安心感があります。

しかし近年は、AliExpressなどで手に入る中華リールの性能も大きく向上しています。
以前のように「安いだけのリール」として見るのではなく、釣り具としての本質的な性能で比較する必要があります。
特にBFS、軽量ルアー向け、DC系リール、軽量スピニングリールでは、中華リールをあえて選ぶ理由があります。

このページでは、ブランドイメージや宣伝文句ではなく、重量、キャスト性能、ブレーキ性能、剛性感、巻き心地、価格といった実用面から、中華リールという選択肢を整理します。

現在の中華リールは十分選択肢に入る

中華リールというと、安いけれど性能が低い、巻き心地が悪い、すぐ壊れそう、という印象を持つ人も多いと思います。
確かに、品質差や個体差があるモデルはあります。
また、国産リールのような修理体制や部品供給を期待するのは難しい場合もあります。
ただし、現在の中華リールは、その印象だけで判断できないところまで来ています。

軽量スプールを搭載したBFSリール、DC系ブレーキを搭載したベイトリール、カーボンボディの軽量スピニングリールなど、国産低価格帯では選びにくい仕様を持つモデルもあります。

中華リールは、国産リールの下位互換ではありません。
用途によっては、価格を含めた総合判断で十分に選択肢に入ります。

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国産リールと中華リールの比較

国産リールは完成度が高く、巻き心地、ブレーキの安定性、長期耐久性、部品供給では強みがあります。

ただし、国産リールにはハイエンド、ミドル、エントリーといった明確な商品ランクがあります。
下位機種は技術的に作れないから性能が低いのではなく、上位機種との差別化や安全マージンを含めた商品設計になっています。

一方で中華リールには、低価格でも軽量スプールや尖ったブレーキ設定を採用したモデルがあります。

そのため、ブランドや価格帯ではなく、重量、キャスト性能、ブレーキ性能、剛性感、巻き心地、価格といった釣り具としての本質性能で見ると、中華リールを選ぶ理由が出てきます。

中華リールでの低・中・高価格帯の値段ですが、現状の為替相場で行くと以下の様な感じです。
・低価格帯 ~5000円
・中価格帯 5000円~10000円
・高価格帯 10000円~

高価格帯のリールでも、国産の下位機種ぐらいの価格帯のイメージです。

比較項目国産リール中華リール 高価格帯中華リール 中価格帯
重量
キャスト性能○〜◎
ブレーキ性能○〜◎△〜○
剛性感○〜◎
巻き心地△〜○
価格×

この表は全体傾向です。
実際にはモデルごとの差が大きいため、個別の使用感や実性能は各レビュー記事で確認してください。

中華リールは、国産リールの安い代用品ではありません。
性能の尖った部分と弱い部分を理解して選ぶリールです。

なぜここまで進化したのか?

中華リールの進化速度は非常に早く、国産リールとの差がどんどん縮まっています。
何故この様な状況となったのかを推測します。

国産リールの状況

国産リールの進化速度は非常に遅く、年1回、一部の機構の改修が行われる程度です。
ベイトリールにおいて最重要となる、スプール回りの改修、ブレーキの改修はハイエンド機種のモデルチェンジサイクルで改修される程度なので、5~6年に1回程度です。
ハイエンド機種に搭載された機構が、下位機種のモデルチェンジに合わせて搭載されていく。
基本的にこの流れで進化しています。
先行メーカーであるが故の

中華リールの進化理由

国産リールの進化速度が遅い為、パテント切れが起こっています。
パテントの有効期限は20年で、国産リールのモデルチェンジサイクルの3~4回分に相当します。

中華リールメーカーはパテント切れを起こした汎用機能を有効活用して、どんどん搭載してきています。
また、パテントと微妙に違う機構にして、似た様な機構を搭載する手法も取られています。

国産リールメーカーではシマノ・ダイワがライバル関係となっているので、ライバル社の技術をそのまま使う様なアンモラルな事はしないでしょう。

ここが何でもアリの中華メーカーの強みです。

技術代表的な特許・出願期限の目安中華リール側の追随可能性
シマノ DC基本系2003年前後のDC制御特許群2023年前後に基本部は満了すでに後追い可能域
シマノ FTB系JP6543041B2 / US9635843B2系日本は2035年ごろ、米国は2036年ごろ目安まだ本丸コピーは危険
ダイワ Magforce V/Z系JP3515875B2 / JPH10262518A系2017年ごろ満了基本構造はかなり後追い可能
ダイワ SV / AIR BRAKE系Magforce系の発展、インダクトローター制御基本部はかなり切れてきている可能性似た発想は出しやすい
ダイワ SV BOOST / MAG-Z BOOST2段階可変インダクトローター2021年前後出願なら2041年前後まで残る可能性ここはまだ新しい

現在明確に切れているパテント機構はシマノのDC系、ダイワのMagforce系
この機構に対して、耐久性度外視の軽量スプールを搭載したらどうなるでしょうか?

これが中華リールの正体です。

中華リールを選ぶ理由があるジャンル

中華リールを選ぶ理由が出やすいのは、特に以下のジャンルです。

BFS・軽量ルアー向け

中華リールは、極めて軽量なスプールを搭載したモデルが多いです。

国産リールでは顧客からのクレームの為、耐久性を考慮して妥協した性能スプールが多いですが、中華リールでは顧客からのクレームはある程度無視できる為、非常に尖ったスプールが作れます。
これが国産リールでは実現できない性能を発揮します。

具体的に言うと、スプールの重量(シャフト・ベアリング込み)4gを切るスプールを搭載したモデルがあります。
スプール重量で10gを超えるスプールのモデルはほとんどありません。
ダイワのハイエンド機種である24スティーズ SV TW 100でもスプール重量が11gあります。
いかに中華リールのスプールが軽く、キャスト性能に優れているかが分かります。

DC系リール

中華リールには、DC系ブレーキを搭載したモデルが多数あります。

正直言って、DC系ブレーキは十分使える性能を備えています。
それでいて、価格が異常に安いモデルが存在します。(4000円程度)

国産では一部廉価版機種でDCブレーキの搭載はありますが、性能的には差別化されており、積極的に使うほどではありません。
中華DCリールは軽量スプールの恩恵もあり、キャスト性能だけで言えば十分使える性能を備えているモデルが多いです。

軽量スピニングリール

中華スピニングリールには、カーボンボディや軽量ローターを採用したモデルがあります。

特に軽さに重点を置いたモデルにおいては、国産の最軽量スピニングリールより遥かに軽量なモデルが5000円以下で手に入ります。

ドラグ性能や巻き心地に関しては国産機種が圧倒的に上ですが、国産の低価格帯レベルの価格で超軽量リールが手にはいると考えると、十分に選択肢に入るものもあります。

ロッドビルド用のリール確保

ロッドビルドをしていると、用途別にロッドが増えていきます。

巻き物用、ライトリグ用、ベイトフィネス用、遠投用など、ロッドを作り分けるほど、それに合わせるリールも必要になります。

すべてのロッドに国産中上位機種を合わせると費用が大きくなります。

その点で中華リールは、ロッドビルドで増えたロッドに合わせるリールを、現実的な価格で揃える手段になります。

中華リールで不安になるポイント

中華リールを選ぶ時に、多くの人が不安に感じるのは、購入時の決済と実際に商品が届くか?です。

そもそも中華通販サイトにカード情報が盗まれないのか?
私も初めてAliExpressを使う時は非常に警戒して、仮想カードを作成して対応しました。
しかし、AliExpressの決済を調べたところ、その辺りが仕組み的に問題が無い事が解りました。

簡単に言うと、決済情報はAliExpress側にしか伝えられず、商品の販売店に直接伝わらない。
AliExpress側への決済は、カード以外にも色々な決済方法で、カード情報を与えない事も出来る。

【海外通販サイト】AliExpressの決済の仕組み
AliExpressでの決済の仕組みとは?安心して買い物できる理由AliExpress(中国の通販サイト)での買い物に不安を感じている人は、自分が支払いに使ったカード情報などが悪用されるのではないか?と不安を感じていると思います。AliEx…

配送では、本当に届くのか、初期不良時に対応できるのか、部品が手に入るのか、メーカーごとの信頼性はどうなのかが不安になります。
配送に関しては、商品を受け取らなかった場合や、違う商品が届いた場合、商品の初期不良があった場合はAliExpress側が返金してくれます。
「消費者が商品に問題が無く受け取れたと言うアクション」を行って初めて販売店側にお金が渡る仕組みになっているので、詐欺商店は駆逐されます。

後、気になる故障時のパーツ類に関しては、これは国産リールと同じと考えてはいけません。
もし使って気に入った商品がある場合は、もう一台購入して部品取りで保存する方向となります。
その分価格が安いので、国産よりは安く済みます。
中華リールは、国内メーカーのような保証や部品供給を期待するものでは無いです。
中華リールは壊れたら別のものに買い替えると言う前提を置くのが良いです。

中華リールは情報を探しにくい

中華リールで一番困るのは、情報が整理されていないことです。

基本的に中華リールの購入はAliExpressになるのですが、商品はお勧めから探していく形になります。
狙った商品があっても、そもそも情報もわからず検索がうまく機能しない事があります。
ある程度狙って探すには、同じメーカーのリールを開きまくると、AliExpressのお勧め商品がユーザの嗜好に合わせていくので見つかりやすいです。

当ブログでは、中華リールメーカーや価格帯別の情報も整理しています。
どのメーカーにどのようなリールがあるのか、どの価格帯なら選択肢に入るのかを確認したい場合は、メーカー別・価格帯別の記事を参考にしてください。

高価格帯中心

この辺りのメーカーのリールは、国産のハイエンドを使用している方でも違和感を感じにくい性能を持っています。
主にBFS向け、汎用向けの製品を販売しています。

【中華リールメーカー】PURELURE/DMK
今回は高品質な中華リールを発売しているPURELURE。特に有名なのがZANAで、それまで発売していた中華リールの一段上を行く性能をもっているリールである。兄弟機としてKingdomのMicro Monster Proがあるので製造メーカー…
【中華リールメーカー】MISURELURE
最近購入した、Phantom Ultra、ET ULTRAのリールが良かったので、それを発売しているMISURE LUREと言うメーカーに興味を出てきたので深堀しようと思う。色々調べてみると、Misure LUREと言うメーカーは、結構な種…
【中華リールメーカー】KINGDOM
王国と言う名のリールメーカーMicro Monster Proが有名なメーカーで、外にどんなリールがあるの?と調べてみると、ほとんどのリールがMicro Monster シリーズとなっていた。販売しているリールはほとんどが高価格帯に差し掛か…
【中華リールメーカー】Takuma
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BFSリール中心

BFSリールで有名なメーカー

【中華リールメーカー】HISTAR
今回はHISTAR、中華BFSで有名となったオーロラAIRを発売しているメーカーで、BFSリールと言ったらHISTARを思い浮かべる人が多いと思う。リールの価格帯の中心は低中価格帯で、Aurora Airが人気になりすぎて、高評価のリールの…

総合商品

アメリカのメーカーでリール開発は中華。
色んな価格の商品がある。

【中華リールメーカー】KASTKING
アメリカのメーカーであるが、リールを作っているのが中国と言うリールメーカー。結構昔から存在するメーカーで、古くからAmazonで出店されていた。(2016年頃)アメリカの市場がメインターゲットと言う事で、比較的大型(大味)のリールが多い。B…

中・低価格帯向け商品中心

中・低価格帯向け商品が中心

【中華リールメーカー】SEASIR
今回はみんな大好き中華リールメーカーのSEASIR。低価格ながら、使えるリールが多い印象のメーカー。リールのラインナップも低価格帯~中価格帯がメインの中華リールメーカー。高価格帯は最近登場したDCリールがメインという所。レビューでは巻き心地…

実際の使用感はタックルインプレへ

AliExpressのレビュー欄には、一応商品のユーザレビューが乗っていますが、正直宛にならない事が多いです。
販売数が多いリールに関してはまともなレビューがそれなりにありますが、販売数が少ないリールに関しては、明らかなサクラや、まったく関係が無いレビューが散見されます。
まず、AliExpressの仕組みとして商品が到着してからレビューを書く事が出来ますが、リールは実際に使用しないとレビューの意味がありません。
「商品が到着しました。」とか「配送品質は良かった」とか、「後は使うだけです」の様なレビューが多い傾向。実際に使った後にレビューを書く人は少ない。

当ブログでは、実際に購入した中華リールのインプレをタックルインプレページにまとめています。
ベイトリール、スピニングリール、BFS系、DC系、軽量スピニングなど、実際の使用感を確認したい場合は、タックルインプレの中華リール欄を参考にしてください。

タックルインプレ
タックルインプレを作ろうと思ったが、そこまでの気力が無かったので、比較的新しいリールのみインプレを掲載中。ページの後半は中華リール。ロッドシマノベイトロッドファイナルディメンション TS1610MFオリムピックベイトロッドVELOCE 62…

まとめ

中華リールは、以前のような単なる安物リールという印象だけでは判断できないレベルになっています。

もちろん、国産リールの安心感や部品供給には及ばない部分があります。
しかし、BFS、DC系、軽量スピニング、ロッドビルド用のリール確保という視点では、中華リールをあえて選ぶ理由があります。

国産リール一辺倒ではなく、用途や予算に応じて中華リールも選択肢に入れることで、タックルの幅はかなり広がります。

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