TEBENと言えば、超軽量スピニングリールのLiteSpinで有名なメーカー。
以前LiteSpinを購入した時はHAUT TONのリールとして紹介したが、届いた箱には「TEBEN PREMIUM SPINNING REEL」と書かれており、その時からTEBENとHAUT TONには何か関係があると思っていた。
今回改めて調べてみると、TEBENはリールの開発・製造を行うメーカーで、HAUT TONを展開しているNingbo Haodun Fishing TackleはTEBEN傘下の貿易会社となっている。
つまり、TEBENが製造側、HAUT TONが販売ブランドの一つと言う関係に近い。
実際に商品を見ても、TEBENで販売されているMERAKがHAUT TONでも販売されており、LiteSpinについてもHAUT TONブランドで購入したにもかかわらずTEBENの箱に入っていた。
その為、両者で同じリールが販売されていても不思議ではない。
TEBEN自体は1999年頃からリールの開発・製造を行っているメーカーで、LiteSpinのようなスピニングリールだけでなく、ベイトリールもかなりの種類を発売している。
特に最近のモデルを見ると、DCリール、軽量ベイトリール、丸型リールなど種類がかなり多く、独自名称のブレーキシステムを搭載したモデルも出ている。
LiteSpinを作っていたメーカーと言う事で以前から気になっていたので、今回はTEBENがどのようなリールを発売しているのか調べてみる。
低中価格帯
このカテゴリで紹介するリールには高価格帯もあるが、同シリーズのDCモデルと言う事で並べて紹介する。
Linglong(LiteSpin)
玲瓏(Linglong)と言う名称が付いたリールであるが、リールのサイドカバーにはTEBENの超軽量スピニングリールと同じ名称が付いたベイトリール。
どちらが正式名か分からないが、おそらく玲瓏(Linglong)が正解。
小型丸型リールで、通常のマグネットブレーキモデルとDCブレーキの2種類のモデルが存在する。
下記画像では上段がDCブレーキ、下段がマグネットブレーキモデルとなっている。

写真のカラーはカラフルカラーで、これとは別に黒のモデルも出している。
しかし、カラフルカラーは衝撃的にカラフルで、なぜこの様なカラーにしたのか?と疑問符が付くほどの製品となっている。
参考価格:5,757円(2026/8/10)
【諸元】
リール重量:142-150g
メインフレーム素材:ナイロン素材
ブレーキ:マグネットブレーキ
スプール径:
Linglong(LiteSpin) DC
小型丸型リールのDCモデル。
写真ではカラーは黒であるが、このメーカーは何故か非常にカラフルなリールを出しているが、黒のモデルは普通に使っても違和感が無い。
カラフルカラーに合うようなロッドはあるのだろうか?
ここからが機構の説明となるが、DCブレーキは自社開発のSDCと言うスマートDCブレーキとなっている。名前はSDCであるが、機構的には一般的なDCブレーキと言った感じで、スマホとの連動は無さそう。
ベアリング数は少なく、5+1と廉価版機種と言った感じのスペック。
ルアーは1.8gからキャスト可能となっている。
参考価格:8,606円(2026/8/10)
【諸元】
リール重量:148-155g
メインフレーム素材:ナイロン素材
ブレーキ:DCブレーキ
スプール径:12g
LSY
カラフルな小型のロープロファイルリール。
全高は36.5mmとかなり低く、カラフルなカラーで分かりにくいが、HISTARのVERDANTと同じフレームを使ってそうなリール。
スプールは2種類選択ができ、BFS用途のシャロースプールと標準のMスプールが選択できる。
値段はかなり安く、5000円を切る価格となっている。
参考価格:4,886円(2026/8/13)
【諸元】
リール重量:122g
メインフレーム素材:カーボン素材
ブレーキ:マグネット
スプール径:5.8g
LSY カラフル DC
ロープロファイル型のDCリール。
通常のLSYとはボディのフレームからして違う別物リールとなっている。
ボディ素材はカーボン素材で剛性を高めている。
重量はそれなりに軽く、151gとなっている。
ラインキャパはそれなりにあるので、標準的な用途で使用するリールと言った感じ。
ちなみにカラーはカラフルカラーしかないので、唯一無二と言った感じのリール。
ユーザコメント欄を見た感じ、見た目よりもしっかり作られており、結構使えるリールらしい。
ただ、スプールとボディの隙間は割と大きく、10LBでも糸嚙みするみたい。
参考価格:6,455円(2026/8/10)
【諸元】
リール重量:151g
メインフレーム素材:カーボン素材
ブレーキ:DCブレーキ
スプール径:11g
MERAK

ラインキャパは1.5-100mと言った感じのライトバーサタイルの様なリール。
何処かで見たことがある様なデザインのベイトリール。おそらくOEM。
ブレーキシステムはFTBの様な形のスプールの内側に入り込んで効かせるタイプのマグネットブレーキ。
写真ではFTBの様な可変機構が搭載されているかは不明。
ボディ素材はカーボンで、リールの重量は結構軽い。それ以外の特徴が無いリール。
参考価格:6,580円(2026/8/10)
【諸元】
リール重量:140g
メインフレーム素材:カーボン素材
ブレーキ:マグネットブレーキ
スプール径:6.5g
Polar Night
200番サイズのユニバーサルスプール搭載のベイトリール。
スプールは2種類存在し、シャロースプールとユニバーサルスプールの選択が可能となっている。
シャロースプールのラインキャパは0.8-100mと言った感じで割と浅溝。
ブレーキは一般的な固定マグネットの機構が搭載されている。
値段はそれなりに安く、軽量なリールとなっている。
参考価格:5,976円(2026/8/10)
【諸元】
リール重量:135g
メインフレーム素材:カーボン素材
ブレーキ:固定マグネット
スプール径:32mm 6.4g(シャロー) 7.2g(ユニバーサル)
Polar Night DC
Polar NightのDCブレーキバージョン。
基本的なボディ機構は通常のPolar Nightと同じで、ブレーキのみDCに換装したモデル。
2gからキャスト可能なスペックとなっている。
スプールのサイズは1.2-120mと言った感じで、通常バージョンのシャローとユニバーサルスプールの中間の糸巻量となっている。
参考価格:12,074円(2026/8/13)
【諸元】
リール重量:150g
メインフレーム素材:カーボン素材
ブレーキ:DCブレーキ
スプール径:11g
ID STARDUST
カーボンボディのBFSリール。
ボディは117gと非常に軽量で、スプール重量も4.9gとかなり軽量な部類。
ボディの全高は37mmとかなり低い部類で、シマノのアルデバランと同じ高さ。
搭載されるベアリング数は9+1と比較的多く、ハンドルノブにもベアリングが搭載されている。
購入時にスプールベアリングの種類を選択でき、一般的なステンレス、半セラミック、セラミックベアリングと3種類から選べる仕様となっている。
ボディのフレームはHISTARのVERDANTと同じ物が使用されており、同メーカーのLSYと同じとなっている。
参考価格:8,492円(2026/8/13)
【諸元】
リール重量:117g
メインフレーム素材:カーボン素材
ブレーキ:固定マグネット
スプール径:4.9g
STAR DIAMOND(STAR GEM)
TEBENのプレミアムベイトリール。
カーボンファイバー製ボディで140gと軽量なベイトリール。
糸巻量は0.8-150mキャパで、搭載されるマグネットブレーキも可変機構を搭載している。
何といっても特徴がカラーリングで、ボディの半分とハンドルノブの半分が紫色のグラデーションとなっている。

リールの説明にはSTAR DIAMONDと書かれているが、リールの箱にはSTAR GEMと書かれている。
中華リールのリール名称は相変わらず不明な事が多い。


値段がそれなりに高いのと、TEBENのプレミアムリールと言う事で、おそらく過去のTEBENのハイエンドモデルだと思う。
【諸元】
リール重量:140g
メインフレーム素材:カーボン素材
ブレーキ:可変マグネットブレーキ
スプール径:32mm
高価格帯
SHIPPUDEN(疾風伝?)
2号100mのラインキャパを持つリール。
用途的には多目的と言った感じ。
値段はかなり高く、高価格帯となっているが、リールの内容を見ると高価格帯とは思えない機構しか搭載されていない。
おそらくかなり古いリールで、在庫がほとんど無くなってきたので高値になっているのだろうと思う。
リールの説明の途中にHAUT TONの文字が出てきていたので、HAUT TONと何かしら関係がありそうなリール。

説明を見ていると頭が痛くなっているリールで、特にリール名称が良く解らない。
箱にはSHIPPUDENと書かれているので、おそらくこのリールの名称は「疾風伝」だと思うが、Fenlinだの、Jifeng だの風林火山だと説明に色んな日本語が登場するので混乱してくる。


参考価格:11,587円(2026/8/10)
【諸元】
リール重量:161g
メインフレーム素材:ナイロン素材
ブレーキ:固定マグネット
スプール径:10g
UF150
多目的な用途のベイトリール。
キャストウェイトは2g~20gとかなり幅広い。
このリールには、シャロースプールと標準スプールの2つが用意されている。
搭載ベアリング数が12+1と非常に多い。
値段的には高い方であるが、ボディがメタルフレームと言うわけでは無く、普通のカーボンフレームとなっている。
一応、リールフット部分のみ、メタル素材が採用されている。

特徴としては、ボディの外側にネジが見えない構造となっている事とボディがツートンカラーとなっている事。
このリールの全体的な特徴として、各部に細かい拘りが入っており、防水用のパッキンであったり、スプールについているOリングで静音化を図っていたり、ネジが見えない構造であったり、ゼロアジャスター搭載など、色々な機構が取り入れられている。
あと、ボディが大きく見えるが、搭載されているスプールは28mm径となっている。
カラーリングでごまかしているが、何処かで見たことがあるデザインだと思ったら、24スティーズによく似ていた。
デザインをパクったからネジが見えない構造になっている気がする。




参考価格:13,710円(2026/8/13)
【諸元】
リール重量:152g
メインフレーム素材:カーボン素材
ブレーキ:可変マグネット
スプール径:28mm 4.9g(シャロースプール)
STAR RACING
TEBENのハイエンドモデルなのか、ボディ素材がマグネシウムで、スプール重量が5.2gの軽量なBFSリール。
デザインや構造的にはMisurelureのELF Ultraと非常に似ている。






値段的にはこちらの方が3000円程高いが、その分よりボディが軽量な作りとなっている。
スプールは28mmで重量的には、ほぼ同じの5.2~5.3gとなっている。
ブレーキの説明では、「スプリングでフローティング支持されたマグネットリングが、スプール回転速度に応じて侵入量(スプール側への入り込み量)を変化させ、動的にブレーキを調整する。」とあるので、可変機構を備えている可能性が高いが、確認は出来ていない。
【諸元】
リール重量:124g
メインフレーム素材:マグネシウム素材
ブレーキ:可変マグネット?
スプール径:28mm 5.2g
最後に
TEBENのリールで一番驚きなのが、カラフルカラーのリールで、流石にこのカラーリングで発売しようとしたメーカーサイドには驚きを隠せない。
カラフルカラーの見た目であるが、実際のユーザレビューではそれなりに高評価な所もポイントが高い。
このメーカーのリールで、STAR関連の名称が付いているリールが数種類あり、おそらくプレミアム系にはこの様な名称が付けられている。
カラフルカラーや、グラデーションカラーのリールに目を奪われがちであるが、高価格帯には中々面白いリールもあり、マグネシウムボディのリールや、24スティーズの様な見た目のリールも存在し、性能的にも高価格帯として十分な性能となっている。
特にUF150(24スティーズ似)のリールは他のメーカーでは見ないリールで、内部構造もかなり拘りがあるので興味深い。
LiteSpinでも思ったが、価格が安い割に、意外と性能に妥協が無いメーカーと言う事で気になるメーカーである。

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